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登山に欠かせないレインウェアですが、最近の流行は生地素材に高性能な防水透湿性素材ゴアテックスを使用したり、それに近い透湿性を備えた生地素材を各社が独自開発し使用した物が多くなっています。透湿性をあげて雨天時にレインウェア内部の不快な蒸れを解消するというのが一般的になりつつあります。
そこで最近のおすすめ高機能レインウェアをご紹介して行きます。
モンベル ストームクルーザージャケット
日本の登山用具メーカーであるモンベル製レインウェアの代名詞とも言えるストームクルーザージャケットは、ゴアテックスを使った高機能レインウェアです。初心者から上級者まで、登山をする方で知らない人は居ないと言って良いほどの圧倒的な知名度を誇り、一番におすすめしたいレインウェアです。
①:GORE C-ニットバッカーテクノロジー
難しそうな名称が出て来ましたが、この「GORE C-ニットバッカーテクノロジー」とは、簡単に説明するとゴアテックスメンブレンの裏地に極薄の丸編みニットが取り付けられた新素材で、従来のレインウェアよりも着心地や肌触り、滑らかさが格段に向上した物になります。それでいて透湿性も良くなっており、最新のゴアテックス素材になります。
②:生地裁断を見直し縫製箇所を減らすことで軽量化
現モデルから生地のパターン、裁断を見直し縫製箇所を減らすことで、従来モデルが280gだったのに対し現モデルは258gと22gの軽量化に成功しています。
また背中側は、現モデルから縫い目のない1枚布になっており、古くなっても背中からの雨の侵入がない構造になっています。
③:アルパインカフ (袖口からの雨侵入防止ベルト)
雨の侵入し易い袖口には、アウパインカフといわれるベルクロ構造を採用しており雨の侵入をしっかりと防いでくれます。
ノースフェイス オールマウンテンジャケット
ノースフェイスのオールマウンテンジャケットにも、ゴアテックス最新素材の一つであるGORE C-ニットバッカーが採用されており、登山用レインウェアとして優れた防水透湿性を誇ります。
①:GORE C-ニットバッカーテクノロジー
ゴアテックスの最新素材になるGORE C-ニットバッカーは、その素材構造から滑らかさや着心地、肌触りを大幅に向上させていますが、透湿性についても従来のゴアテックス素材と比較しても透湿性が15%以上アップしています。
②:脇下のベンチレーション
GORE C-ニットバッカーの抜群の透湿性能と合わせて、脇下にファスナー式のベンチレーションを設置しておりウェア内の湿気を効果的に排出できます。
③:フードのアジャスター機能
雨天登山時のフード使用時には、どうしても視界が制限されがちになりますがオールマウンテンジャケットのフードにはアジャスター用のドローコードが配置されており、自由に調整して視界確保が出来ます。
最新素材を使用し、抜群の着心地と透湿性を有しただけでなく、各部のドローコードで状況に合わせて調整が可能な万能おすすめレインウェアです。
ミズノ ベルグテック EX ストームセイバーV
スポーツ用品メーカーのミズノは、ゴアテックスと同様の防水透湿性素材である「ベルグテックEX」を独自開発し、レインウェアに採用しています。その性能とコストパフォーマンスには驚かされます。
①:100回洗濯しても撥水性を保持
構成繊維の一本一本まで行き渡るよう新しい撥水加工を施しており、登山後にレインウェアを100回洗濯しても撥水効果が落ちないほどです。
②:抜群の透湿性
ベルグテックEXはゴアテックスと同じ防水透湿性素材で、透湿性能が24時間で約16,000g/㎡、単純計算で1時間に約670gの湿気(水分)をレインウェアの外に逃がす抜群の性能を誇ります。
③:登山靴を履いたままでも着易いパンツ
ストームセイバーVのパンツは、裾の部分が大きく開くことのできるような構造になっており、急な雨に降られても素早く着用することが出来ます。
④:優れたコストパフォーマンス
登山に特化したレインウェアでもメーカー希望価格が15,660円とコストパフォーマンスに優れています。
ご紹介した以外にも、優れた機能を有しており登山初心者から上級者まで、おすすめしたいアイテムです。
マムート サンダーストーム レインスーツ
スイスのアウトドアブランドであるマムートからもゴアテックス製のレインウェアが発売されており、その使い勝手の良さから人気アイテムでもあります。
①:Gore-Tex Pro-Shell マイクログリッドバッカーテクノロジー
ゴアテックスの最新の防水透湿性素材で、ゴアテックスメンブレンの裏地に織物のように縦糸と横糸で編み込んだ素材を使用しているのが特徴で、この織物にすることで強度と軽量化を実現しています。
②:フロントの大きなポケット
フロントサイドの左右に大きなポケットが設置されており、雨天時でも使い勝手が良くなるように設計されています。また止水ファスナーを採用することで雨の侵入も防いでいます。
③:フードの調整が可能
雨天時にフードを被ると視界が制限されてしまいますが、このサンダーストームシリーズには首元とフードの2ヶ所にドローコードを設置し微調整ができるように工夫されています。
マムートのマンモスのロゴが、お洒落さを演出するなど機能とデザインの両方を兼ね備えたレインウェアでおすすめです。
Patagonia ストームジャケット
独自にパタゴニアのストームジャケットは、独自の2層構造で作られておりさまざまな工夫が盛り込まれているレインウェアです。
①:H2Noパフォーマンス・スタンダード
パタゴニア独自の防水、透湿、耐久性の基準の事で、非常に厳しい基準になっており激しい雨に降られても安心です。
②:ベンチレーション機能
脇の下部分に大きく開放することのできるファスナーを設置しており、開放具合を調整する事でレインウェア内部の温度調節ができるようになっています。
③:フロントファスナー
フロントファスナーからの雨の浸み込みを防ぐためのストームフラップを最小限の大きさにすることで機能面とデザイン面を高次元で両立しています。
その他にも、雨の侵入防止や快適な雨天登山のための機能が詰め込まれており、おすすめのレインウェアです。
レインウェアは毎年進化するアイテム
登山での必須アイテムのレインウェアをご紹介しましたが、どれも登山を快適に楽しめるように考えられた機能が満載のおすすめばかりです。レインウェアは登山用具の中で毎年進化を続けているアイテムですので、各社からリリースされているレインウェアを何着か試着し、その違いを確めてからの購入をおすすめします。