登山初心者にもおすすめ 関西のトレッキングコースをご紹介

引用:写真AC

長かった冬も終わり、いよいよ登山シーズン到来。芽吹く木々、咲き乱れる山野草、気持ちのいい山歩きができる季節です。待ち遠しかった方も多いのではないでしょうか。そんな山好きの方にお送りする、登山初心者でも歩きやすい関西エリアのトレッキングルートを選んでみました。関西には多くのトレッキングルートが有り、みなさんの登山計画の参考にしてみてください。

 

関西のランドマーク 兵庫県 六甲山 摩耶山

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一般に「六甲山」は大小の山を含む六甲山系全域を指し、最高峰六甲山は巨大な花崗岩の塊で、ミネラル分の多い美味しい水が湧き出すことでも知られており、「六甲のおいしい水」としても販売されているのは有名です。山腹には、湧水が湧いている所が至るところにあるので、登山中の水補給には困りません。

・有馬コース
芦屋のお屋敷街から登るコースで、一番オーソドックスなルートになります。登山口は阪急神戸線の芦屋川駅にあり、登山口が駅なので、山までの交通にも困りません。

・東灘コース
東灘の阪急岡本駅が登山口になるコースなので、これも交通には困りません。途中で、有馬コースと合流します。例えば、登りは芦屋川駅から有馬コース、下りは東灘コースで岡本駅に降りれば、2つのコースを公共交通機関で楽しむことができます。

・有馬コース
六甲山の北側にある有馬温泉から登るコースなので、近くに駅があるわけではありませんが、下山後の温泉が楽しめるため、人気のコースとなっています。

・摩耶山コース
標高702mの摩耶山は、六甲山と並ぶ関西のランドマークです。新緑の季節から紅葉の季節まで多くの登山者でにぎわいます。山頂近くの掬星台展望台からの阪神間の夜景が美しく、日本三大夜景のひとつともされているほどです。ロープウェイもあるので下山はそちらを利用する事もできますので、初心者やファミリーでも安心して登山ができます。

 

桜の季節にぜひ歩きたい 奈良県 吉野山

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山全体が世界遺産として登録された吉野山は、雄大な大自然と世界遺産の建造物を徒歩でまわることも可能です。ロープウェイやシャトルバス(桜のシーズンは変則運行)もあり、組み合わせれば、初心者やファミリーでも安心して楽しめます。春の桜に隠れがちですが、初夏の紫陽花、秋の紅葉も見事なので、ぜひ、春以外にも歩いてみましょう。いくつもの史跡が点在しており、南朝皇居跡や、後醍醐天皇玉座の間など、古代の人々を思いながら歩いてみてもいいですね。しかし、何と言っても、春の桜は、古くから花の名所として知られており、その中でも特に桜は有名で、かつては豊臣秀吉が花見に来た事でも有名です。桜をじっくり見ながら歩くなら、吉野駅⇒上千本⇒金峯神社⇒奥千本⇒高城山展望台⇒如意輪寺⇒吉野駅と歩くのがお勧めで、総歩行時間約5時間ほどです。
どのコースも、近鉄吉野駅からロープウェイ吉野山駅をスタートとしているので、交通の便には困りません。

 

ひと目百万本 ツツジの名所 奈良県 大和葛城山

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奈良県御所市と大阪府南河内郡千早赤阪村との境に位置する標高959.2mの山で、ひと目百万本と言われるツツジの名所です。5月上旬からつぼみが膨らみだし、2分咲き、3分咲きと日毎に少しずつ開いていき、中旬頃には「見頃」を迎えます。その後5月下旬まで楽しめます。ただし、ツツジのピーク時はかなりの混雑で、平日でもロープウェイ待ち数時間となりますから、夕方のロープウェイで山頂へ上がり、葛城高原ロッジに宿泊し、翌早朝からゆっくりとツツジを楽しみながら散策し、お昼を目安に下山するのがお勧めです。秋はススキの高原歩きを楽しめます。葛城ロープウェイ前⇒自然観察路分岐⇒大和葛城山(ツツジ園一周)⇒葛城ロープウェイ前という周遊ルートで、総歩行時間3時間 5分程度です。

 

伊勢湾まで一望の大パノラマ 滋賀県 伊吹山

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伊吹山は、滋賀県米原市、岐阜県揖斐郡揖斐川町、不破郡関ケ原町にまたがる伊吹山地の主峰標高1,377 mの山です。山頂からは眼下に琵琶湖、比良、比叡の山々や日本アルプス、伊勢湾まで一望の大パノラマが広がり、山頂の花畑は、国の天然記念物に指定されているほどで、季節ごとにたくさんの花が咲き乱れます。伊吹山ドライブウェイでスカイテラス駐車場まで車で行けば、山頂まで片道20分から60分の3つの登山道があり、カメラ片手に、花を撮影しながらのんびり歩く事ができます。

 

春の登山はゆっくり のんびり 関西の山

関西エリアには様々な山が存在し、県をまたいで色んな場所へ行くとこができます。初心者からファミリーまで、楽しく安心してトレッキングできる低山が豊富です。ロープウェイやケーブルカーなどもよく整備されているので、時間を気にせず、ゆっくり、のんびりと歩く事ができます。また、JR、私鉄などの交通の便もいいので、自家用車は使わずに、公共交通機関でエコな登山を目指すのもいいですね。

 

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