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絶対になければ登山が出来ないというアイテムではありませんが、あった方が良いアイテムと言えば帽子です。山頂近くでの直射日光や紫外線から守ってくれたり、雨の時に髪の毛が濡れてしまうのを防いだりと何かと役にたってくれるアイテムです。最近ではさまざまな便利な機能性を兼ね備えたメンズ用の帽子もリリースされており、一度見てみるのも良いのではないでしょうか。登山用のメンズ向け帽子についてご紹介して行きます。
登山に帽子があった方が良い理由は?
登山に慣れた男性の方でも帽子は必要ないと言われる方もいらっしゃいますが、段々と登山厳しさを経験すると帽子があると何かと便利な事に気が付かれるはずです。登山に帽子を持って行く理由が幾つがあります。
①:直射日光や紫外線から守ってくれる。
山頂に近づき稜線にでると、平地に居る時よりも日差しが強いことに気が付くのではないでしょうか。標高があがれば直射日光や紫外線も強くなりますので帽子があると守ってくれます。
②:雨天時の視界確保
山で突然の雨に降られた時にはレインウェアを着ますがフードをすっぽり被ってしまうと思った以上に視界が狭くなります。そんな時帽子を被っているとフードが被らないため視界が確保できます。
③:体力温存に
山頂近くになり強い直射日光を浴びると思った以上に、太陽熱で体力が奪われますので、帽子があれば直射日光を浴びずに済みます。
④:汚れや埃から守ってくれる。
風が強い日には、思った以上に埃や木の葉などが舞っています。帽子があればこれらの埃から頭を守ってくれます。
ざっと書くと登山に帽子を持って行くメリットが多い事に気が付きます。
メンズ向けの登山用帽子の一番人気は?
メンズ向け登山用帽子にも色々と形状がありますが大きく3つに分ける事が出来ます。それぞれに特徴がありますので、若い初心者の方では機能性よりもお洒落に使いこなしたい方が多いです。帽子の形状での違いをご紹介します。
まず1番目のタイプは【 ハット 】です。簡単にいうと帽子の全周に「つば」がついているタイプの帽子ですが一番使い勝手の良いタイプになり、登山初心者の方から熟練者まで幅広い層に人気があるタイプです。
一番のメリットは「つば」が全周についているので前方の視界確保だけでなく後頭部でも特に首回りの保護に役立ちます。またレインウェアを着る必要がない程度の少しの雨に降られた時に、特にその全周の「つば」が首回りが濡れてしまうのを防いでくれます。最近はゴアテックスなどの防水透湿性の高機能素材で出来ているメンズハットも出ていますのでおすすめです。
ただ唯一の欠点としては、レインウェアを着てフードを被った時に首回りの「つば」の収まりが悪い事ですが、柔らかい素材であれば気にならないレベルだと思います。
メンズ向け登山用帽子(その2)
メンズ用帽子の2番目のタイプは、【キャップ】です。前面にのみ「つば」がついているタイプの帽子で、登山用で無くてもスポーツに使ったり、普段着のお洒落を引き立てるための小物アイテムとしても使われている事が多く、日常生活で一番馴染みのある帽子のタイプではないでしょうか。
このタイプの一番のメリットは「つば」が前面のみについているので、ハットと比べて側面などの視界が確保し易い事にあります。また「つば」の作りがしっかりしていますので、山頂の稜線での直射日光から目を保護してくれます。また雨に降られてレインウェアのフードを使った場合との相性は良く、首回りがごわつく事もなく前面の「つば」でフードを固定できるので非常に使い勝手が良いです。
ただしこの【キャップ】にも欠点があり、側面や後頭部側に「つば」がないために首回りが直射日光に当たり易く、日焼けや熱による体力消費を早める可能性があります。登山時には首回りにタオルなどを巻いておく事をおすすめします。
メンズ向け登山用帽子(その3)
メンズ用帽子の3番目のタイプは、【ニット帽】です。
ハットやキャップの様な「つば」が全くないタイプの帽子なのでキャップほど日常生活に馴染んでいる帽子な訳ではないですが、特に冬場の寒い時期に防寒用としてメンズ、レディースを問わずスノーボードやスキーなどのウィンタースポーツで特に愛用されているのではないでしょうか。素材もニットやウールなどの保温性の高い物が使用されていますので、やはり登山でも日常生活と同様に防寒対策での着用がメインになります。
防寒対策としてハットの下に被って、二重にされている方もいらっしゃいますので、秋から冬にかけての登山には必需品になります。
雨が降る際のレインウェアとの相性は「つば」が無い分、フードを被っても問題ありませんが前面のフードの絞り込みによっては、視界が遮られる事もありますの注意が必要です。
登山中の天気や状況に合わせて使い分けも必要
登山用のメンズ帽子には大きく3つのタイプがある事をご紹介して来ましたが、登山中の天気や状況の変化で使い分けをするのも良いかもしれません。
登山中は少しでも装備品の重量を落としておきたいですが、帽子であれば数グラム程度になりますので、夏の山であればハットとキャップを持参して、山中であればキャップを使用し、山頂近くの稜線になればハットに切り替えると言った状況変化への柔軟な使い方や、晴れている時はハットを使用して雨が降り出してレインウェアを着込んだら帽子もキャップに変更すると言った天候の変化などにも対応することも視野に入れておくと使用範囲がぐんと広がります。
帽子の使い方によって登山ライフも充実します
登山用の帽子の形状による違いや帽子を使う事についてのメリットなどをご紹介しました。特に登山初心者の男性の方では帽子を敬遠される方もいらっしゃいますが、帽子を持って行くメリットはあってもデメリットはありませんので試してみては如何でしょうか。