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ボルダリングをしていると、自分の実力を知りたくなってきますよね?
ボルダリングで実力を知るためには、コンペに参加するという方法があり、コンペに参加すると、入賞できる実力なのか、予選落ちするのか実力なのかなど、自分の実力を客観的に把握することができます。
そこで、今回はボルダリングのコンペがどういうので、どのような準備が必要なのかをご紹介します。
ボルダリングのコンペはどんなもの?
ボルダリングのコンペとは、競技会の大小を問わず、全てのボルダリングの競技会を指し、「課題(決められたコース)をより少ないトライ回数で登れるか」を競います。
ほとんどのボルダリングのコンペは、予選と決勝に分けて競技が行われます。
予選のスタイルは?
予選ではセッション方式というスタイルが取られることが多く、あらかじめセットされた複数の課題を各自自由にトライし、より多くの課題をクリアした数名が決勝に進みます。
決勝のスタイルは?
決勝ではサドンデス方式、ベルトコンベア方式など様々なスタイルが取られますが、予選との大きな違いは、どのスタイルでも他の人の登りを見ることができず、トライ回数が考慮されることです。
ボルダリングでは他の人の登りを見ずに、初見の1回のトライで課題を攻略することが、最も価値のある登り方とされるため、決勝では「初見」「トライ回数重視」というスタイルがとられているのです。
どうしてコンペで結果を出せないのか?
普段は楽々と攻略できている課題が、コンペになると攻略できない、結果を出せないという方がたくさんいますが、なぜ結果をだせないのでしょうか?
要因は体調が悪かったなどのコンディション不良の場合もありますが、多くの場合はメンタル的な要因が大きいのです。
人間は大舞台に立つと緊張する生き物です。スタートの合図を待つ間の緊張、前の人の登りを見ている間の緊張、登りながらの緊張。頭の中が真っ白になっても不思議はありませんよね。
緊張を解いてリラックスしなさいと言うのは簡単ですが、簡単にリラックスできれば結果を出せています。そう簡単にリラックスできないのも人間なのです。
コンペに自信を持って臨むためには、入念な事前準備に裏打ちされた自信が必要で、やるべきことをやったという自信がリラックスにつながります。
ホルダリングのコンペの事前準備
では、リラックスにつなげるための最低限の事前準備をご紹介しましょう。
出場するコンペを決める
まずは、どのコンペに出るのか、そのコンペのルールはどうなっているのか把握しましょう。コンペを選ぶ観点は、コンペのグレード感、開場、日時などです。
ボルダリングのコンペで入賞を狙うなら、少し低めのグレードにエントリーする必要がありますし、コンペによっては目安のグレードよりも実際の課題のグレードが高い場合がありますので注意が必要です。
開場や開催日時も重要です。ビギナークラスなどの低めのグレードは、コンペの開始時間が早い傾向がありますので、本当にコンペに時間に余裕を持って臨むことができるのか、じっくり考えてエントリーを決めましょう。
コンペに出場する準備
エントリーするコンペが決まったなら、自分の身体能力と開場と参加者を把握しましょう。
はじめに自分の身体能力を把握します。身体能力の把握では、登り始めてどのくらいで自分のピークになるかを押さえて、当日のウォーミングアップを考えます。
次の開場の把握では、当日にまごつかないために、過去のコンペでどの壁が使用されたかなどを把握します。そして、最後は参加者数を把握し、人数を課題数で割りどのくらいのペースで競技が進むのか予測しておきましょう。
さあ、ボルダリングのコンペの当日には
ボルダリンクのコンペの当日にも、壁に取りつくまでの準備が必要です。ここで準備を失敗すると最悪のコンディションで登らなくてはならなくなってしまいます。
食事
食事は炭水化物を中心にし、コンペ中にエネルギー不足にならないようにしましょう。食物繊維を取りすぎると腹痛の原因になってしまうことがありますので注意してください。また、水分は塩分を含んだスポーツドリンク類を多めに取ることをおすすめします。
ウォーミングアップ
ウォーニングアップは、軽い有酸素運動をしておきましょう。自宅でウォーミングアップする時間がない場合は、駅まで走るなどして、とにかく体をほぐしておくことが大切です。
オブザベーション
最後の準備はオブザベーションです。1度でクリアできそうなもの、何度かトライが必要なものなどを一通りチェックしましょう。このときにスナックなどを食べて、炭水化物を補給することもお忘れなく。
ボルダリングのコンペの準備と当日のまとめ
ボルダリングのコンペに初めて出場するときには、エントリーするコンペのグレード選びから始めて、当日のオブザベーションまで、とにかく入念な準備をしましょう。コンペの最大の敵はガチガチに緊張してしまう自分自身ですが、しっかり準備すれば、やるだけやったという自信のもとで、比較的リラックスして登ることができるでしょう。