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人気急上昇中のトレイルランは、時には何日かを跨いでゴールまでの道のりを目指す長距離スポーツ。そのため食料や着替えなどをリュックに入れて走りますが、普通のリュックだと中に入れた荷物がガサガサと揺れて無駄に体力を消費させてしまいます。 そんなマイナス点を補うため、トレイルラン専用をお探しの方も多いのでは?今回はそんなリュックを購入する際に考慮するべきポイントをご紹介します。
コースに合わせた容量をチョイス!
トレイルラン用リュックを購入する際に最も重要視してほしいのが、自分が走るコースの距離に対してどのくらいの容量が必要かということです。 長距離を走るのに容量が小さいリュックを持っていても、必要な食料や着替えが入り切りません。また、そこまで距離がないのに大容量のリュックを持っていても、今度は容量が余り過ぎて中で荷物がガサガサと浮いてしまいます。 自分がだいたい何Km走るのか。どの程度の荷物を持っていくのかを考えて、小・中・大とその大きさを選んでみてくださいね。
これからトレイルランデビュー!という方で何リットルが良いのか全く見当がつかないという方もいますよね。そんな方は5~8リットル程度のトレイルランリュックを購入すると、トレイルエントリーには十分のサイズとなっています。 将来的には様々なサイズを揃えていただきたいですが、初めてのトレイルランリュックには使いやすいサイズですよ。
リュック型orベスト型に着目!
トレイルラン用のリュックには、大きく分けて二つのタイプがあります。 一つは普通のリュックと同じように、背中に荷物を入れた袋を背負っているようなリュック型。もう一方が、着ているベストに荷物を入れる袋がついているようなベスト型のリュックです。 リュック型は直接肌に当たっている部分が少なく、その分使われている生地も少ないので軽量。しかしその分安定感には欠ける部分があります。 ベスト型は、荷物が入っていることを忘れてしまうほどのしっかりとしたフィット感が特徴です。身体が上下に揺れてもトレイルリュックは常に身体にフィットしているので、荷物の存在感が邪魔になることがありません。 ただし、肌に触れている部分が多いこともあり暑さは逃がし難いというマイナスポイントがあります。
より快適なのはどちらかというと、ベスト型の方が好みというトレイルランナーが多いのですが、ベスト型はお値段もなかなか高価。初めてトレイルラン用リュックを買うという方は、リュック型から試してみると良いかもしれませんね。
外側に付属している小物収納をチェック!
トレイルランリュックには、主要な荷物を入れる大きな袋部分以外にもたくさんの小物収納が付属しています。 それはサイド部分だったり腰だったり、方の部分だったりと場所も形も用途に合わせて様々です。 例えば、トレイルランに必須のウォーターボトル。このボトルを収納する位置は多くのトレイルランリュックでショルダーストラップ部分か背中のどちらかを採用しています。どちらも長短があり、人によって好みがわかれるところ。自分好みの位置を採用しているリュックを選ぶと良いですよ。 その他にも、最近使用者が急増しているトレイルランニングポール。それを使用していない時にリュックへと固定しておくことができるドローコードを装備しているものや、水分補給を容易にするハイドレーションシステムを装備しているものなど、小物部分はとにかく多種多様です。 それらの小物部分をしっかり確認しておくと、実際にそのトレイルランリュックを使用した際により使い勝手の良い心地よさを得ることができますよ。
実際に背負ったまま足踏みをして確認!
今やインターネットでも気軽にトレイルラン用リュックを購入することができますが、どんなに色んな情報を集めてみても細かいフィット感を確認するには実際に背負ってみるしかありません。 後から「あれ?しっくりこない!」となってしまわないように、実際に販売店で背負ってみるのがおすすめです。また、身体が上下した際にどれだけフィットするのかも確認しておきましょう。 店内を走り回るわけにはいきませんので、その場で走っているぐらいのペースで足踏みしてみると良いですよ。 その際明らかにショルダー部分が浮いたり、がさがさとリュック事揺れてしまう。あるいは小物入れの位置が意外とピンとこないなどがあれば、そのリュックはやめておきましょう。
今やトレイルラン人気上昇のおかげでたくさんのモデルを置いているスポーツ店もありますので、ある程度どのモデルがよさそうか的を絞ったら実際に試してから購入しましょう!
トレイルをより快適に。自分に合ったリュック選びを!
今回はトレイルラン用のリュックを購入する際に、しっかり確認しておきたい部分をご紹介してきました。 トレイルランにリュックは必須!「荷物が入ればいいか!」で選んでしまっては、トレイルに集中して取り組むことができませんよ。 購入前にしっかりとポイントを確認して、自分に合ったリュック選びをしましょう。