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引用：pixabay.com
人々の生活と信仰、そして自然が長く協和してきた京都には、地元の方はもちろんの事、京都観光にきた人がハイキングを楽しむのにもぴったりのスポットがたくさんあります。
今回は、京都で人気のハイキングスポットの中でも、京都観光も一緒にできるような“京都らしいハイキング”に着目して、おすすめのスポットを4スポット、ご紹介します。
京都市民が愛する鴨川を感じる、鴨川ハイキングコース
京都を縦に流れる鴨川は、古くからこの地域の人々の、心のよりどころとなってきた美しい川です。その鴨川沿いに整えられたハイキングコースがこちら、鴨川ハイキングコース！
出町柳から御園橋まで、河川敷公園内を中心にまったりと歩いていくハイキングコースで、平均所要時間は1時間5分。全長8キロメートルを鴨川の流れに心癒されながら歩くことができます。
コースは上り下りも少ないので、本格的なハイキングルックでなくても、気軽に楽しむことができます。
また、京都のにぎやかなスポットから次第にライフスポットへと入っていくこのハイキングコースは、京都の“都市”としての一面と、”古くから暮らしが息づく街”としての一面両方を垣間見ることができるコースとなっています。
京都のおいしい食材を使ったお弁当などを買ってからハイキングをスタートし、中間地点の河川敷でお弁当を広げてお昼を頂くのもおすすめですよ。
火送りで有名なあの山を登る！大文字山ハイキング
京都夏の風物詩と言えば、毎年8月16日に行われる“五山の火送り”。その5つの山の中でも特に有名なのが、「大」の文字が浮かび上がる大文字山です。
普段は下から見上げるこの大文字山ですが、登ることができるように登山道も整えられています。
コースは銀閣寺の参道からスタートし、中々の上り坂が続くハードコース。それでも一時間程度で山頂に辿り着くことができるので子供や女性でもハイキングを楽しむことができますよ。
また、山頂に辿り着くと京都の町が一望できるのもこのハイキングスポットの魅力。
「頑張ってこの坂を上ってきてよかった！」という達成感を感じることができるコースとなっています。
途中には、火送りで“大”の文字が燃やされる「火床」を見ることができ、楼門の滝を通り、哲学の道でコースは終了となります。京都の中心地からも近いので、気軽にしっかりハイキングを体験したい方におすすめのハイキングスポットです。
たっぷり1日ハイキングなら、錦雲渓ハイキングコース
右京区を流れる清竜川沿いには、美しい渓谷がいくつかあります。そんな渓谷をいくつか巡り、嵐山へと抜けていくハイキングコースがこちらのコースです。
コースは高尾・高円寺から始まり、いくつかのお寺を巡った後に錦雲渓、金鈴峡、保津川峡へと入っていきます。この渓谷は紅葉狩りの名所ですので、ゆったり歩きながら紅葉の美しさを楽しむこともできますよ。
車だと大変渋滞してしまうこともあるこの渓谷入口。高円寺から歩いて入っていくことで、落ち着いた雰囲気の中で紅葉狩りを楽しむことができます。
保津川峡から六丁峠を抜けていくと江戸時代に多くの旅行者や商人が行き来したかつての愛宕街道へとたどり着き、そこから嵯峨の自然を堪能しながら嵐山へと降りていきます。
距離がかなりあるので、どちらかというとコアなハイキングファンにおすすめのコースですが、長距離だからこそ、遷ろう自然の景色を堪能できるハイキングコースとして人気があります。
一味違う京都を楽しむなら、洛北鷹峯ハイキングコース
「ザ・京都！」といった雰囲気のスポットはもう十分満喫したという京都上級者さんにおすすめしたいのがこのハイキングコース。
この洛北鷹峯は、“日本のダヴィンチ”とも呼ばれる、安土桃山時代の天才芸術家「本阿弥光悦」によって築かれました。本阿弥光悦が芸術村として開拓したのが、この洛北鷹峯に広がる光悦村です。
本阿弥光悦に大事に育てられたこの村を中心に、洛北鷹峯一帯は他の京都の町々とは異なる独特の雰囲気を持っている地域となっています。
コース内には創業300年を誇る醤油蔵、湯葉屋が点在しており、ハイキング途中に休憩がてら見学を楽しむこともできますよ。
紅葉の時期にはどの地域も人込みや渋滞が発生してしまう京都ですが、この洛北鷹峯は知る人ぞ知る隠れスポット！静かに紅葉の自然美に心を傾けながらハイキングを楽しむことができます。
自分の足で京都の美しさを感じる！
今回は、日本が世界に誇る一大観光地 ”京都” をハイキングで楽しみたいという方におすすめのハイキングスポットを４つご紹介してきました。いかがでしたか？
山に囲まれるように栄える京都ですので、ハイキングスポットはたっくさん！今回ご紹介したハイキングスポットは、どこも特徴的な魅力がある４スポットです。
「自分の足で歩いて京都の美しさを感じたいな。」という方は、ぜひこれらの4つのスポットから”京都ハイキング”に挑戦してみてくださいね。
きっと、ハイキングだからこそ触れることのできる京都らしさと出会うことができますよ。