安全な登山の必須アイテム、ヘッドライトのおすすめしたい選び方

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初心者が登山を始める時、リュックや登山靴などを準備しますが、これらと一緒に必ず準備して欲しいのがヘッドライトです。山の天候が変わり易いのはご存知の通りで、雨や霧で視界が悪くなった時や下山が遅くなった時などに強い味方になってくれるアイテムです。

そんな登山用ヘッドライトも色々なタイプが販売されていて、どれを選んで良いか悩んでしまいます。そこで今回はおすすめヘッドライトの選び方をご紹介します。

防水仕様になっている物を選びましょう。

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登山用ヘッドライトは必ず防水機能のある物を選ぶようにする事が大切です。山の天候は非常に変わり易く、気が付くとあっという間に雲が降りて来て雨が降り始めることも良くあります。ヘッドライトに防水機能がなかった時には簡単に壊れて、肝心な時に使えなくなってしまい大変危険な状況になってしまう事も考えられます。

残念ながらホームセンターなどで販売されている安価なものには、防水機能のない物も数多くあります。おすすめは国際規格の指標であるIPX4以上の物で、このレベルであれば最低限の防水機能を有していますので登山道具の専門店であれば必ず販売されています。専門店のスタッフの方であれば、そういった事も熟知していますので色々と相談してみるのも良いのではないでしょうか。

出来るだけ軽量の物を選びましょう。

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登山を始める時間帯や天候の状況にもよりますが、例えば夜が明けない早朝から入山する場合には始めからヘッドライトを装着して長時間の登山となりますし、急な天候の変化で辺りが暗くなった場合にも、天候が回復するまではヘッドライトを装着したままで登山を続けたりビバークする可能性がありますので軽量で余り重量的に負担の掛からない物を選ぶ事が大切です。

最近は製品重量で100グラム前後の物が主流となっていますが、20グラム前後といった超軽量の物や、電池パックとライト部分を分ける事で軽量化した物など様々な種類のヘッドライトが販売されています。おすすめなのは電池パックとライト部分が分かれているタイプで、このタイプは重さの割に光量が大きく設定されていて安心して使用出来るのが特徴です。

ご自身の登山スタイルに合わせた製品を数種類準備して、登山場所によって使い分けをする事も登山計画の楽しみの一つでもあります。

大は小を兼ねますので光量の大きな物を選びましょう。

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ヘッドライトは光量の大きい製品を選ぶ事をおすすめします。「大は小を兼ねる」とはよく言った物で、夜間に行動する場合に光量が少ないと周りの状況や足場の確認が難しいため非常に危険ですが光量の大きな物であれば、その心配も無く必要に応じて調整することで安心して夜間行動を行う事が出来ます。ただし登山において、夜間に野山を行動しなければならない状況が最も危険と考えられますので、出来るだけ最悪の状況は回避出来るような登山計画を組むのがベストです。

少し前まで一般的だった電球と比較した場合、光量も大きく消費電力は少なく済むというメリットも多く、最近のヘッドライトはLEDが主流になっています。思っている以上に高光度の物が販売されていますので、可能であればお店で実際にどの位の明るさなのか試してみるのも大切です。ただ高光度の物は、低光度の物よりもバッテリーの消費が早いのでスペアのバッテリーは必需品となりますので注意が必要です。

また山小屋などに連泊する本格的な登山の場合には夜間のトイレなどで照明が必要になりますが、こう言う場合には光量の大きい物よりも低光度の物の方が便利な場合もあります。可能であれば高光度、低光度の両方を合わせて準備しておいた方が他の登山者の方へ迷惑を掛けずにスマートです。

ライトのオン、オフ操作が簡単な物を選びましょう。

 

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ヘッドライトはオン、オフの操作が簡単に出来るタイプの物をおすすめします。前述したように最近のヘッドライトはLED化が進んでいて照度の調整機能や遠距離を照らすハイビーム機能、広範囲を照らすワイド機能など昔の電球ヘッドライトでは考えられなかったような色々と便利な機能が充実しています。

登山には同じシチュエーションは存在しませんので、さまざまな状況に対応できる機能があるのは便利な時もありますが、いざという時に瞬時に指先一本で簡単にオン、オフが出来るようなシンプルで大きなボタンスイッチがあるタイプが非常に便利です。ヘッドライトのスイッチを入れるのに、毎回外して確認していては面倒になってしまいますのでシンプルイズベストを優先して選ぶことをおすすめします。

バッテリーが充電方式の物を選びましょう。

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ヘッドライトの主流がLEDになり低電力、低省力化されてバッテリーの使用可能時間は電球ヘッドライトの時よりも格段に改善されていますが、バッテリー形式はアルカリ乾電池を主電源とした製品が主流を占めています。LEDが主流になって以前よりもバッテリーの交換時期が長くなっていることで、ついつい登山前の交換を忘れてしまい途中でバッテリー切れになるといったLEDならではの落とし穴が潜んでいますので注意が必要です。

充電式のバッテリーであれば、自宅で出発前にフル充電が出来ますのでバッテリー残量を心配する必要がなくなり安心して登山を楽しめますのでおすすめです。最新の製品では、USBポートから充電出来るタイプもありますので登山に向かう車の中で、ギリギリまできちんと充電することも出来ます。充電式の物では乾電池との併用が出来ないタイプの物が殆どなので、携帯電話用の大容量のバッテリーパックも一緒に買い揃える必要があるのが難点です。ただ乾電池の予備を幾つも持ち、登山をすることを考えれば充電式の方が経済的でスマートです。

ご自身の登山スタイルに合わせて選ぶ事が大切です。

ヘッドライトの購入にあたって、おすすめしたい基本的な選び方をご紹介させて頂きました。この他にも、人それぞれ色々と選ぶ基準があると思いますが登山を始めようと考えている場合には揃えて頂きたい必須アイテムですので、登山用具専門店で実物を手にしながらご自身の登山スタイルにあった物を選んで頂く事が大切です。

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