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山で食べるご飯といえば、ラーメンを思い浮かべることも多いと思います。軽くて、簡単でそれでいておいしいですよね。汗をかいた体は塩分を欲しがるので、普段食べるラーメンよりおいしいと感じる人も多いです。特に冬登山だと体も温まりますし、出来上がるまで時間もかからないので、おすすめです。そこで今回は登山でラーメンを食べるうえでのポイントや人気のラーメンを紹介したいと思います。
ラーメンを食べるうえで準備しておくもの
ラーメンは手軽に食べられるとはいっても準備が必要なものはあります。ここでは箇条書きにしてまとめておくので、よければチェック項目として利用してくださいね。
絶対に必要なもの
・ラーメン(雑に扱って穴をあけてしまわないように注意)
・水(飲料用とは別に用意)
・ガスバーナー
・クッカー(ガスバーナーとクッカーがいっしょになっている製品もある)
・おはし
必要に応じて持っていくもの
・ラーメンに追加で入れる具材(ワカメ、アオサ、ねぎ、お餅、フリーズドライの野菜など)
・マグカップ(ラーメンを食べる容器)
・ティッシュ(芯のないタイプのトイレットペーパーがおすすめ)
・ウエットティッシュ
絶対に持っていくものの中では、水の量に気をつけましょう。飲料水とは別に確保しておくことをおすすめします。 マグカップはカップラーメンではない、棒ラーメンのような即席ラーメンを食べる際に役立ちます。マグカップでなくても、ラーメンを食べられる容器であれば大丈夫ですが、マグカップは持ちやすく便利ですよ。
ティッシュ(トイレットペーパー)は残った汁を処理する際に使います。山に汁を流すのは絶対やめましょう。
カップヌードルは定番中の定番!リフィルも便利
言わずと知れたカップヌードルはハイカーの間でも人気です。カップに入ったものが一般的ですが、中身のみであるリフィルも売られています。リフィルはかさばらないので便利ですが、種類が少なかったり、入れるための容器を別途用意する必要があったりとデメリットもあります。
カップヌードルはなんといってもその手軽さが魅力ですよね。かやくを入れる手間もないので、お湯さえ沸かすことができればすぐにでも食べることができます。ゴミも少なくて済むので、本当に気軽に食べることができますよ。
登山でのラーメンといえばマルタイの棒ラーメン
登山で食べるラーメンといえばマルタイの棒ラーメンシリーズも負けてはいません。棒ラーメンという名前のとおり、麺が棒状に袋詰めされているので、かさばらず持ち運びに便利です。すぐにふやけるので、食べられるまで時間もかかりません。いっしょにお餅やワカメ、アオサ、ネギなどを入れるのもおすすめです。フリーズドライの野菜だと白菜、ほうれん草、コーン、キャベツ、メンマなどを入れるのもおいしいです。シンプルなラーメンが一気に具だくさんになりますし、軽いので持っていくといいでしょう。あらかじめ必要なぶん小分けにしておくと調理の際にスムーズですよ。
マルタイの棒ラーメンはいくつか種類も出ています。九州ご当地棒ラーメンシリーズというものもあるので、シンプルなマルタイラーメンに飽きてきたらそちらを試してみてもいいかもしれないですね。
調理器具にもこだわろう!人気はジェットボイル
ラーメンを食べるにはお湯も必要なので、お湯を沸かす器具を持っていくことになります。そこで人気なのはジェットボイルという調理器具。ガスバーナーとクッカーがいっしょになったもので、一つで二役を担ってくれます。ジェットボイルのなかにガスを入れれるようにもなっていてコンパクトなので持ち運びにとても便利ですよ。お湯が沸くスピードも早いのでとても重宝しますよ。
ただし、ジェットボイルでそのままラーメンを作って、その後またお湯を沸かそうとするとラーメンの味が残っている場合があります。ジェットボイルは湯沸かし用にして、実際に食べる際にはマグカップなど違う容器に入れるといいでしょう。
汁は捨てないように!ラーメンを作る際の注意点とは
残った汁を山に捨てるわけにはいかないので、汁に関しては全部飲んでしまうか、ティッシュで拭き取る必要があります。ラーメンを作る段階で、スープを少なめにするというのも1つの方法です。ゆであがった状態でお湯を減らし、スープを少しずつ加えるということもできますね。
スープを少なめにしようとすると濃い目にできることもあるので、水は多めに準備しておいた方がいいです。万が一遭難した時にも水は必須ですし、多いと思うぐらい持っていくといいでしょう。
一番手軽にできる山ごはん!おいしさはすでに証明済み
今回は登山で食べるラーメンに関する情報を紹介しました。わざわざ登山してまでラーメン?と思うかもしれませんが、一度食べると病みつきになります。ひとりで食べるのもありですが、みんなでワイワイ言いながら食べるのも楽しいですよ。ラーメンは炭水化物でもあるので、エネルギー補給という意味でもおすすめです。水を多めに持っていったり、調理器具を準備したりと荷物は少し増えてしまいますが、そういった製品を選ぶまでも楽しめるといいですね。