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引用:pixabay.com
「十分経験を積んだし、今年こそ冬山に挑戦したい!」、そんな願望をお持ちの登山ファンも多いのではないでしょうか?登山ファンにとっては雪山は憧れの元!美しい銀世界で自然の力と美しさを実感したいものですよね。しかし一方で冬山登山となると装備や難易度の高さ、おまけに連休が取れないといったお悩みポイントがあるのも事実。今回は、そんな冬山登山を日帰りで行える首都圏から便利な山をご紹介します。
【栃木県】冬山のハードルを下げよう!刈込湖&切込湖
「冬山は怖いなぁ。」という気持ちがまだある方におすすめなのが、こちらの日光刈込湖と切込湖を回るルートです。凍った湖の上とその周辺の樹林帯をスノーシューで歩くことができるようになっており、難易度は低いものの積雪は平均して30~40㎝とスノーシューに慣れるにはぴったりのコースとなっています。都心から湖まで車で気軽に訪れることができる上に、スノーシューはその場でレンタルすることができるようになっています。
「冬山登山始めたいけど、できるかな?スノーシューって難しいのかな?」と思って冬山デビューに足踏みしている方も、気軽に近場でお試しチャレンジができるスポットとなっています。本格冬山登山デビューの前にちょっと足慣らしをしておきたい。気持ちを準備しておきたいという方はぜひこの日光刈込湖&切込湖でのスノーシューで、冬山登山へのハードルを下げてみてくださいね。
【長野県】スキー場ゴンドラでスタートまで!入笠山
富士見パノラマリゾートスキー場を要する入笠山は、1955メートルの山。八王子インターから150Kmほどで到着する近場でありながら、積雪量が十分すぎるほどあるザ・冬山登山を楽しむことができます。ルートは富士見パノラマリゾートのゴンドラ山頂駅からスタートしますので、山頂まで行って帰ってきても三時間程度。山荘やお手洗いも整えられているので、冬山初心者さんでも気軽にチャレンジしやすいルートとなっています。しかしながら、ルート途中には入笠湿原。山頂からは中央アルプスと南アルプスが一望でき、冬山登山の魅力は存分に味わうことができますよ。こちらもスノーシューのレンタルができるので、「まずはスノーシューでの登山を体験してみたい。」という人にもおすすめです。
【長野県】鎖場も急坂も味わえる!守屋山
南アルプスの一角を担う守屋山は、標高1650メートルと標高自体は高くありませんが、四方八方をアルプスの山々に囲まれた大変見晴らしのよい山です。アイゼンを始めて使うという人に特におすすめの山となっており、そこまで難易度は高くないものの鎖場や急坂などのポイントもあります。気軽に挑戦しやすい割には本格的な冬登山気分を味わうことができるので、ちょっと足慣らしがしておきたいという初心者さんにはぴったりのルートとなっています。素晴らしい日本アルプスを眺めながら山飯を食べると、「きっといつかあの山にも登ってやる!」とモチベーションも上がりますよ。
【長野県】定番中の定番“初心者冬山登山”、北横岳
標高2480メートルと高峰でありながらも、初心者がチャレンジできる雪山として大変人気がある山がこちらの北横岳です。
ルート上にはしっかりと山小屋も整えられており、人気の山なだけあって冬山登山客の往来も多くなっているので安心して登ることができますよ。標高2480メートルといっても標高2200メートルまでは北八ヶ岳ロープーウェイで登ることができます。その為コースタイムも90分とショートコースとなっているので、初めての雪山体験にはもってこいの山となっています。高峰ならではの樹氷なども楽しめますので、冬山の魅力を存分に楽しんでくださいね。
【群馬県】近場でしっかり冬山登山、赤城山
夏山シーズンに登ったこともある人も多いかもしれませんが、この赤城山は冬山登山にもピッタリの山です。黒檜山と駒ヶ岳をぐるっとまわるルートには急斜面もあるので、アイゼンは必須!本格雪山登山を関東圏で楽しむことができますよ。コースタイムも4時間ほどと、「しっかり登った~!」という満足感も得ることができる程よい距離となっています。ただし、風が強い日が多いので強風対策はしっかりしていってくださいね。ワカサギ釣りを楽しむことができる大沼もルートにありますので、アクティビティを楽しんでみるのもおすすめです。
まずはやってみよう。今年こそは冬山デビュー!
いかがでしたか?気軽に挑戦できる難易度の低いルートから、初心者さんでもOKな本格冬山登山が味わえるルートまで様々なタイプの山をご紹介してきました。初めて冬山登山に挑戦するという時は、はじめの一歩を踏み出すまでなかなか勇気が必要となってしまいますよね。今回ご紹介した山は、どこも入門にはぴったり!おまけに首都圏からの日帰りまでできちゃう近場のスポットです。「今年こそは冬山デビュー!」と意気込んでいる方はぜひこの山からスタートしてみてくださいね。入門編の山をご紹介しましたが、山の脅威は皆さんご存知ですよね。必ず単独登山は避けて、なるべく冬山経験者と一緒に登ってくださいね。