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引用:GAHAG
富士山ファンなら一度は聞いたことがある「富士登山競争」。
2017年度大会で記念すべき70回目を迎えるこの大会は、山道を駆け上がってく“パワーハイク”や標高が高い場所を走り抜ける“スカイラン”が好きな人にとって、日本で最も権威のある憧れの大会です。
今回はそんな富士登山競争の魅力をご紹介!体力には自信満々という方は挑戦してみると、新しい世界を見ることができますよ。
富士登山競争ってそもそもなに?
毎年応募者が殺到する富士登山競争は、日本一の登山レースの名前で知られています。
総延長21キロメートル、標高差およそ3000メートルの山道を一気に駆け上がっていく過酷なレースとなっていますが、一度挑戦すると病みつきになってしまうような達成感と「絶対感想してやる!」という情熱を得ることができますよ。
また、11キロ地点までは舗装された道を走りますが、以降は完全な登山道。ぼこぼこ道や階段を駆け上がっていく必要があり、普段のマラソンとはまた違った体力の使い方が必要となっています。
気温差21℃、乾燥率50パーセント程度という過酷なレースには、登ったものにだけわかる素晴らし魅力が隠されているのです。
山頂コースと五合目コース、レベルごとにチャレンジ!
富士登山競争には、二つのコースが用意されています。一つは山頂までを一気に登る”山頂コース”。もう一つは16キロメートル地点に当たる五合目までを駆け抜ける“五合目コース”です。
山頂コースは特に七合目からの岩場が難所となっており、岩や張り巡らされた鎖を掴み重たい身体で這うように登っていく必要があります。
勿論標高も高く空気が薄くなっているので、そんな中での登頂はまさに過酷。毎年半数程度がリタイヤしてしまいます。
また、山頂コースは過去三年に遡って五合目コースを制限時間内(およそ2時間20分程度。毎年変更あり。)でクリアした記録がないと参戦する権利が与えられません。
つまり、富士登山競争デビューさんはまず五合目コースに挑戦しなければならないのです。
そのため、五合目コース参加者の多くが「制限時間内にゴールして来年こそは山頂コースに挑戦する!」という強いモチベーションを持っています。
スピード感あふれるレースがみれるのも、五合目コースの特徴となっています。
優勝者は市民ランナー最大の名誉をゲット!
山頂コースの男女優勝者には内閣総理大臣賞。五合目コースには文部科学大臣賞が授与され、その過酷な競争を勝利した栄誉が称えられます。
また、三回以上山頂コースを制したり歴代最速記録を残したりすると大会史にその名を残すことができます。
ランナーたちにとってのグランドスラムの一つとして称えられるこの大会で名前を残すことは、まさに憧れ。数々のランナーが一年を通してこのレースに備えたトレーニングを行い当日に備えています。
また、好成績を残したランナーには普通使用とは明らかに異なるデザインのスペシャルナンバーカードが配布され、このナンバーカードゲットに燃える参加者も多いですよ。
富士登山競争で味わう、レース以外の過酷さ①
富士登山競争に参加する際にはいくつかのハードルがあります。その最初のハードルが「参加申し込み」です。
今や抽選方式のレースが多い中で、この富士登山競争は申し込み順で参加者が決まります。申し込み人数が制限人数に達したところで受け付け終了となりますので、毎年申し込み日には申し込みが殺到!
あっという間に制限人数を達成してしまうので、参加資格を得るまでがまず第一の難関となっています。
参加したい!という方は参加申し込み日には臨戦態勢で臨んでくださいね。
富士登山競争で味わう、レース以外の過酷さ②
富士登山競争の過酷さは、レースを終えた後にも襲ってきます。
標高3711メートルまで登ったということはそう、今度は降りなければならないのです。
登山ファンならご存知だと思いますが、登山よりも下山の方が体力を消耗しますよね。富士登山競争を山頂まで走り抜けると、五合目まで自身の足でくだらなければ下山バスに乗ることができません。
過酷なレースを走り切って疲労困憊の身体で五合目までを下るのは中々の苦行。このレース後の下山こそが一番つらいという参加者も多い過酷ポイントとなっています。
一度は挑戦してみたい、憧れの富士登山競争!
フルマラソンのサブスリーやウルトラマラソンのサブテンとともに、“富士登山競争の時間内完走”は市民ランナーのグランドスラムと呼ばれるほど人気のあるレースです。
その完走率は驚くほど低く、また申込者も殺到するため参加権利を得ることすら難しい難レースとなっています。
今回はそんな富士登山競争の魅力やむずかしさについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?「参加したい!」という気持ちになった方は、ぜひ大会公式サイトを今すぐチェックしてみてくださいね。
富士登山競争 大会サイトはコチラ
また、富士登山競争は昨日の今日で完走できるような甘いレースではありません。過去にはレース参加中に倒れた方も多いので、富士山の過酷な環境で走ることができるようにしっかりとトレーニングを積んでください。
富士登山競争についての攻略ブログなども多いので、参考にしながら夢の富士登山競争山頂コースにチャレンジしましょう!