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野外料理における必須アイテムの一つ『クッカー』。
クッカーは機能がシンプルであるため、見た目はどれも似ています。しかし一見同じようなクッカーでも、ブランドによって素材や形に様々なこだわりが詰まっています。
今回の記事では、登山向けクッカーを作る最も有名なブランド『エバニュー』をフィーチャーし、
- エバニューについて
- クッカーの選び方
- エバニューのおすすめクッカー
をそれぞれご紹介します。
この記事を読むことで、エバニューの魅力とクッカーの選び方が分かり、エバニューのクッカーが欲しくなるでしょう。ぜひご覧ください!
エバニュー(EVERNEW)とは?
まずは、エバニューについて解説します。
日本のアウトドア用品, スポーツ用品ブランド
エバニューとは、アウトドア用品やスポーツ用品などを手がける企業『株式会社エバニュー』のブランド名です。
エバニューには、製品づくりにかける『もっと新しく(EVER NEW)』という思いに由来しているんだとか。創業約100年 (!)経つ今でも毎年新しい製品を作っていることから、その姿勢がうかがえます。
軽量なストーブとクッカーに定評あり
エバニューの看板商品の一つ言えるのが、アウトドア用のストーブやクッカー。軽量さと耐久性を兼ね揃えた素材・構造であるため、登山で使われることが多いです。
特にチタン製アイテムの種類が豊富で、チタンの特性を活かした革新的なクッカーを生み出しています。
クッカーの選び方
エバニューのクッカーをご紹介する前に、まずはクッカーの選び方を解説します。
そもそもクッカーとは?
クッカーとは、登山やキャンプなどで使用する小型の鍋のこと。コッヘルというドイツ語の名前でも知られています。
円柱型が一般的ですが、中には角型や特殊な型のものもあります。
素材
クッカーを選ぶ際には、まずは素材を決めましょう。一般的に使われている、
- チタン
- アルミニウム
- ステンレス
について、それぞれの特徴を解説します。
チタン
チタンは軽量な上耐久性が高い高機能な素材で、軽いものが好まれる登山で使われることが多いです。
チタンは希少な素材であるため、他の素材のクッカーと比べると高価です。ただ、チタンは丈夫で錆びにくいため、一生物として使うことが可能。
料理に関して注意したい点が、熱が伝わりにくく炊飯には向かないこと。炊飯では、アルミニウムなど他の素材を使うと失敗しにくいです。
長所:軽い・耐久性が高い
短所:熱が伝わりにくい・高価格
アルミニウム
最も安価であるため、初めてのクッカーとしておすすめしたいのがアルミニウム製。
軽量で料理に向いていますが、傷がつきやすくそこから錆びてしまうことがあります。炊飯や湯沸かしなどには最も向いていますが、扱いに気をつけないと寿命が短くなるため要注意です。
長所:軽い・熱が伝わりやすい・低価格
短所:耐久性が低い
ステンレス
ステンレスは丈夫で耐久性に優れていることが特徴的。
熱が伝わりにくいため燃料は多く使いますが、その分一度温まったら温度が下がりにくいです。保温力を活かせる煮込み料理やスープに向いていますね。
焚き火用のクッカーとして使うこともできますので、キャンプでも活躍するでしょう。
※2020年4月現在、ステンレス製のクッカーはエバニューのラインナップにありません。
長所:耐久性が高い・錆びにくい
短所:重い・熱が伝わりにくい
容量
素材を決めたら、次は容量を決めましょう。
料理にこだわらない(カップ麺など)場合、1人なら700ml以内、2人なら1500ml以内で事足りるでしょう。1人当たり700ml強が目安になります。
料理に力を入れたいのであれば、サイズをさらに大きいものにしたり、追加でクッカーを買いましょう。
同じブランドのクッカーは、スタッキング(収納)しやすくなっていることが一般的。買い足す際には、ブランドのホームページをチェックして、スタッキングも考慮すると良いですね。
軽量さに特化!チタン製の『ウルトラライト0.3シリーズ』
ここからはエバニューのクッカーを、シリーズ別にご紹介します。
まずは、フラッグシップモデル『ウルトラライト0.3シリーズ』です。
特徴
『ウルトラライト0.3シリーズ』は、軽量性に特化したチタン製のクッカーです。
軽さの秘密は、使用しているチタンにあります。新潟県燕市で加工しているチタン板の厚さは0.3mm。従来の0.4mmの板を使用したクッカーと比べると約20%軽くなりました。
他ブランドと比べても最も軽量なクッカーです。軽さを最優先とする方におすすめ!
おすすめクッカー3選
完全日本製の最軽量モデル『チタンウルトラライトクッカー』
『チタンウルトラライトクッカー』は、オーソドックスな円柱型の超軽量クッカー。
現在のラインナップにある3サイズの重さは、
- 600ml:95g
- 900ml:115g
- 1,300ml:130g
と、クッカーとは思えない革命的な軽さです!
計量用のメモリや、シリコンチューブの取っ手が付いていて、軽い上に必要十分な機能があります。
ケトルのように使える『チタンマグポット』
料理用の鍋としてだけでなく、ケトルとしても使いやすいのが『チタンマグポット』。
普通のクッカーとは異なり注ぎ口が付いているため、お湯を注ぐときにこぼしてしまう心配がありません。
また、底面には段差があり、『アルコールストーブ用スタンド』に安定して乗せられるようになっています。ストーブも軽量なことで定評があります。併せてチェックしてみてはいかがでしょうか。
湯切り穴がついた『チタンパスタもクッカー』
『チタンパスタもクッカー』は、その名のとおりパスタの湯切りができる斬新なクッカーです。
ラインナップは、Sサイズ(容量750ml, 重さ95g)とMサイズ(容量1,000ml, 重さ116g)の2サイズ。
パスタはパスタソースがあれば手間をかけずに調理できる上、エネルギー補給の点からも優秀な食材です。このクッカーを活用してパスタを補給食にすれば、快適な山行になるかも?
セラミック加工で耐久性アップ『セラミック0.4シリーズ』
次にご紹介するのは、チタンを加工した人気シリーズ『セラミック0.4シリーズ』です。
特徴
『セラミック0.4シリーズ』は、チタンにセラミック加工を施したクッカーです。
セラミック加工により食材が焦げ付きにくくなりました。また、耐久性も向上していることから、メンテナンスをきちんとおこなうことで長年使用できます。
おすすめクッカー3選
汎用性が高く初めてのクッカーにも!『チタンクッカー セラミック』
『チタンクッカー セラミック』は、オーソドックスな鍋型のクッカーです。
炒め物でも焦げ付きにくいセラミック加工済みのため、様々な料理で活躍します。前述の『ウルトラライト0.3シリーズ』には劣るものの、非常に軽量で登山とも相性バッチリ。
汎用性が高く、初めてのクッカーとしてもおすすめです。
口径が小さくスープ料理におすすめ『チタンクッカー深型 セラミック』
『チタンクッカー深型 セラミック』は、口径が小さく縦長のクッカーです。
口径が小さいことから、スープや汁物を飲む際にこぼれにくくなっています。
また、フタはフライパンや食器としても使うことができるためお得感があります。複数人での使用にも良いですね。
紅茶好き必見の軽量ポット『チタンティーポット』
紅茶作りを想定した珍しいクッカーが『チタンティーポット』。
一般的なアウトドア用のケトルと異なり、底の部分が膨らんでいます。
紅茶を美味しく淹れるためには、お湯の中で茶葉を上下させる(ジャンピング)ことがポイント。そのジャンピングを、底の膨らみが可能にしています。
可愛らしい見た目から、アウトドアだけでなく自宅で使っている方も多いようです。
料理のしやすい『アルミシリーズ』
最後にご紹介するのは、『アルミシリーズ』です。
特徴
『アルミシリーズ』は、料理に最も向いているクッカー。チタンと比べると安価な点も強みです。
また、軽量性というとチタンのイメージが強いですが、エバニューのアルミクッカーはチタンにも匹敵するほどの軽量です。
おすすめクッカー2選
料理向けの定番モデル!炊飯したいなら『アルミクッカー』
『アルミクッカー』は、熱が均等に伝わりやすく、どんな料理にも対応できるクッカーです。特に炊飯は得意分野で、チタン製のクッカーと比べると焦げ付きによる失敗が少なくなります。
サイズは、
- 550ml(重さ: 100g)
- 900ml(重さ: 122g)
の2種類。先にご紹介したチタン製の『セラミック0.4シリーズ』とほとんど同じ重量なのが驚き!
登山においても重さを気にする必要はありません。
容量4L〜6.3Lの大容量『アルミコッヘル』
大人数に対応可能の巨大クッカーが『アルミコッヘル』。
サイズは、「6,300ml」と「4,000ml + 2,800mlのセット」の2種類です。他のブランドではなかなかラインナップにない大きさですね。
大勢で鍋料理や汁物を楽しみたいなら、これ一択かも?
エバニューのクッカーは多種多様!お気に入りを見つけよう
この記事では、エバニューのクッカーについてご紹介しました。
エバニューのクッカーは様々な素材・形のものがあり、きっとお目当てのクッカーが見つかるでしょう。
ぜひこの記事を参考に、新しいクッカーを探してみてください!