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富士急行線、禾生駅や田之倉駅から徒歩で登山口までアクセスできる山、九鬼山(くきやま)をご存知でしょうか。
山頂までは約2時間でサクッと登れますし、天気がよければ富士山も綺麗に見えるんです。
この記事では九鬼山へのアクセス、登山コース、持ち物について写真を交えてご紹介。
事前に九鬼山についてのリサーチをしておきたい!
こんな方はぜひ最後まで記事をご覧くださいね。
九鬼山とは?秀麗富嶽十二景に定められた山
九鬼山は山梨県大月市、都留市の境目にある標高970mの山です。
「富士山の眺めが美しい山」として、大月市が秀麗富嶽十二景(しゅうれいふがくじゅうにけい)に選定しています。
山頂までは約1時間半〜2時間でアクセスでき、コースも初心者向け。道も比較的歩きやすいので、登山経験の少ない方にもおすすめできる山です。
ちなみに、秀麗富嶽十二景は全部で12の山が定められています。どれも富士山の眺めが美しい山ですので、ぜひ登ってみてくださいね。
九鬼山へのアクセス方法:禾生駅、田之倉駅から徒歩でアクセス可能
九鬼山登山口へのアクセス方法は主に2つです。
- 富士急行線田野倉駅から徒歩で登山口約15分
- 富士急行線禾生駅から徒歩で登山口約10分
東京方面からのアクセスですと、JR中央線で富士急行線大月駅で乗り換え。そこから田野倉駅、禾生駅まで電車でアクセスするのがおすすめです。所要時間は2時間ちょっとですね。
九鬼山の登山コースを解説
今回は禾生駅から九鬼山山頂までのアクセスをご紹介します。
▲今回のYAMAPの登山経路。山頂までは1時間半〜2時間ほどの道のりです。
禾生駅から登ると分岐が2つあります。ですが、分岐にはわかりやすい立て看板あり。
ほとんどが1本道で迷うようなポイントはありませんので、ご安心ください。
▲スタートは富士急行線沿いの禾生駅。登山道にトイレはありません。ですので禾生駅構内か、登山口までの道のりにあるローソンでトイレを済ませておきましょう。
▲この信号を左折してまっすぐ進んでいきます。
▲道の駅つるの看板をずっとまっすぐです。
▲途中、ローソンを横目にみながら登山道の看板を発見。
▲大きなレンガ橋の一部。アーチ状の中をくぐって左折します。落合水路橋という立派な橋が目印。
川の水を発電所にひくために建設された建造物で、作られてから1世紀たった今でも使用されているようです。
▲ここで一つ目の分岐です。コースが2つ。「愛宕神社コース」と「杉山新道コース」です。今回は「愛宕神社コース」を選びました。
この辺の山は必ずと言っていいほど、熊出没注意の看板があります。対策しても出会うときは出会ってしまうので気にするほかないですが、遭遇したときを考えるとやっぱり怖いです。
確実な熊対策方法があればいいですが、どの方法が正解なのやら……。
▲立派な神社の鳥居が見えてきたら、ようやく本格的な登山道に入ります。
▲序盤は緩やかな登り。人ひとり分の狭い道が続きます。足元は前日の雨でぬかるんでいて、少し歩きづらいようです。
▲落ち葉の下には岩が転がってるところも結構多い。足元を取られないように注意して歩いていきます。
▲山頂に向かうにつれて、徐々に道幅が広くなり、歩きやすくなります。
周囲は木ばかり。樹林帯で、歩きながらの眺望は望めません。絶景は山頂付近までお預けのようです。
▲2つ目の分岐の看板です。ここまでだいたい50分といったところでしょうか。ここからは山頂に向かうにつれて、傾斜のきつい登りが続きます……。ここで休憩をはさんでおくのがおすすめです。
▲分岐では少しだけ富士山の眺望が望めます。ここから山頂までは約1時間ほど。小休憩してから、登りに備える。
▲道はひらけているところもあります。ですが風通りはそれほどよくなさそう。夏はとても暑いと思います。しかも標高900mだと虫も多いでしょうね……。
▲物々しい看板を発見。心して急坂に望みます。この時点で久しぶりの登りに息切れ切れ…大丈夫かな。
汗をかかないようにペースを上げたり、落としてみたりして歩行速度を調節。大事です。ソロ登山だと、他人のペース配分に気を使うことがないのがうれしい。
▲写真だと傾斜が伝わらないのがかなしいです……。確かに急坂だなという印象。
▲傾斜はきついですが、道は整備されていてとても登りやすいですね。日々、森を管理されている方に感謝。
▲山頂までの道すがら。眺めよしの天狗岩の看板があります。行くかどうか迷いましたが「歩いて3分」という言葉に背中を押されて、寄り道します。
▲1分後には天狗岩へ。崖の先に岩がちょっと飛びてでいる場所。岩の先端に立つと眺めはこんな感じです。
来てよかったと思える景色でした。眼下には都留の街並みと富士山。少し高いところに登ると、この街がいかに山に囲まれているかを思い知らされます。
▲さて、絶景を堪能した後は急坂に戻ります。山頂までもう10分、20分ほど登っていく。
▲途中、富士見平通過。ここからは富士山が綺麗に見えます。
富士見平、その名の通り富士山が見える平らな場所でした。お昼ご飯なんかは、ここでとるのもいいかもしれません。
▲最後の傾斜を駆け抜けるように登り、山頂へ。山頂の南側に富士山。富士見平ほど綺麗に富士山を見ることができません。残念。
▲山頂の北側の景色。天気がよければ奥多摩の方まで見渡せます。山の連なりが素晴らしいです。
九鬼山登山の持ち物について【2月末】
登ったのは2月末。今回は雪はありませんでしたが、天候によってはアイゼン、チェーンスパイクなどの装備は必要になることもあります。
九鬼山に持って行った道具を簡単にご紹介。
- ザック、サコッシュ
- 食材
- 雨具(レインウェアの上下です)
- 小物類(ティッシュ、ヘッドライト、調味料など)
- 撮影機材(カメラと三脚とドローンです)
小物類はアイゼンのケースに入れています。アイゼン最近は使用していないので……。
ほんとうはスタッフサックに小物を入れるのがいいですが、持っていないのでやむなくアイゼンケースに入れています。
最近Mavic Airというドローンを購入しました。小型でそこまで重量はないので、山に持っていくにはちょうど良いサイズ感です。通常のカメラでは撮影できない面白い写真が撮れます。
▲天狗岩からドローンで空撮。同じ場所でも一味違った写真に。
まとめ:九鬼山は駅から徒歩でアクセスでき、眺めも素晴らしい山でした
この記事では山梨県の九鬼山について、アクセス、登山コース、持ち物ついて解説しました。駅から徒歩でアクセスできるのはとても魅力的です。
また、山頂や天狗岩からの眺望はとても素晴らしい。都内からも比較的アクセスしやすいので、ぜひ登頂を目指してみてくださいね。