メスティンおすすめレシピを紹介!燻製料理や、炊飯までキャンパーの強い味方

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「メスティンなら山でなんでも作れる」
このような事が言われていますし、実際に登山家の間でも大人気のクッカーです。

とはいえ、
・メスティンでどのような料理が作れるのか分からない
・他のクッカーとの違いが知りたい
という方も多いと思います。

そこでこの記事ではそんなメスティンに関してのお悩みを解決します。

具体的には、
・メスティンの概要
・メスティンの人気の理由
・おすすめのレシピ
・メンテナンス方法
の順番に重要なポイントを紹介していきます。

この記事を読めば、メスティンでいろんな料理が作れるので参考にしてみてください。

トランスギアメスティンとは

 

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まずは、料理のレシピに入る前にメスティンについての紹介をします。メスティンと言われてもよくわからないという方もいるかも知れませんね。メスティンは、野外用のライスクッカーで、簡単に言えば飯盒の一種です。

実は北欧地域では昔から非常に愛用されており、そのシンプルさと様々な料理に応用できることから登山家やキャンパーの間でも大人気です。もちろん室内でも使えて、弁当箱代わりやアレンジ料理に使う人もいるなど、幅広い使い方ができるのも魅力です。

ブランド概要

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そんな「メスティン」は、北欧スウェーデンにあるトランスギア社で生まれました。トランギア社は1925年から続く歴史ある企業です。創立当初はストーブや家庭用の調理器具を作っていましたが、1930年代から労働者のキャンピング道具の需要が高まり主軸を移しました。

トランギアは設立当初から軽量性を保つべく、アルミ製品を作り続けていました。そんなトランギアの技術が集結したのが1951年に登場したストームクッカーです。そのコンセプトは効率的な燃焼性とコンパクトで料理がしやすいことを目指しました。

「メスティン」は創業90年、スチームクッカーが登場して60年以上が経過していますが今でもスウェーデンの村で製造され続けています。常に改良を行いながらそのシンプルなデザインと利便性を突き詰めています。

トランギア社の「メスティン」は、ストーブで製作で得た効率的な燃焼性と料理器具で得たコンパクトかつ料理しやすい器具というコンセプトの元で作られています。そんなこだわりがあるからこそ、今でも世界中で愛されているのです。

デザインの特徴

「メスティン」が愛されているのには、便利なだけではありません。そのデザインもまた非常にキャンパーに好評なのです。飯盒と言えば、縦長の黒い筒状のものを想像する人が多いでしょう。

しかし、「メスティン」の場合はクッカーや飯盒と言うよりも、お弁当箱と言ったほうが近いでしょう。実際に本社のホームページには「matlådor(お弁当箱)」と表記されているほどです。

このシンプルかつ従来のクッカーと異なるデザインも、長年愛されている理由なのです。

種類・サイズ・素材

trangia(トランギア) メスティン
重量:150g / サイズ:17×9.5×6.2cm
炊はんの目安:約1.8合まで
いらないアウトドア用品を売るならマウンテンシティ!
trangia トランギア ラージメスティン
サイズ:20.7×13.5×7cm
重量:270g
いらないアウトドア用品を売るならマウンテンシティ!

前述の通り、トランギア社はアルミ製品を中心に作り続けてている企業です。そのため、販売されているものもアルミ製品がほとんどです。もちろん「メスティン」も例外ではありません。

アルミ製のおかげで熱の伝導率が非常に良いこともあり、量によっては通常の飯盒よりも早くご飯を炊くこともできます。サイズも2種類あるため、大人数でのキャンプやパーティなんかにも大活躍です。

アルミ製のおかげで、軽い・早い・安いとまさに3拍子揃った優秀なキャンプ道具の一つである「メスティン」ですが、注意点もあります。アルミ製だからこそ、メンテナンスや取扱いには、少し注意を払う必要があります。

そんな「メスティン」は、レギュラータイプとラージタイプの2種類があります。どちらも材質などは同じのため、違いは内容量です。レギュラータイプはご飯を炊く場合は1~2人分です。

一方でラージタイプの場合は、ご飯の場合は3.5合まで炊くことが出来ます。比較的コンパクトなのですが、意外と深さがあるため全くもって量が作れないという心配には及びません。おそらくどんな料理でも作れます。

通常のメスティンは特殊な表面加工などは、施していないのですがモデルによっては表面加工をしてあるタイプなどもあります。こちらは、表面加工済のため洗うのが非常に楽で登山家などに主に愛用されています。

メスティンが人気の理由

 

軽い

「メスティン」は弁当箱のクッカーであることやアルミ製のこともあり、非常に本体は軽く持ち運びが簡単です。キャンプや登山では、どうしても道具が多くなりがちなものです。テント泊をするなら余計でしょう。

ソロキャンならば特に道具は最低限に抑えておきたいところです。通常のクッカーは量は作れますが、パーツが複数あったり本体がそもそも重たいなど持ち運びには少し苦労する面もありました。

キャンプ、登山初心者などには少しハードルが高い面もあります。それに比べると「メスティン」はとにかく軽いことが特徴です。本体は150g程度のため、持ち運びに苦労することもありません。ザックに簡単に簡単に収納、取り出しが可能です。

ソロキャンの場合は大掛かりなクッカーも必要ないですし、バーナーなどを持参しなくとも「メスティン」と固形燃料があれば、しっかりとした料理もできます。手軽に使えるのは「メスティン」の大きな魅力なので特にソロキャンパーに愛されています。

かさばらない

前述の通り、クッカーは本格的なものを持っていこうとすると何かと必要なものも多くなり、とてもかさばります。本体はもちろんのことバーナーをはじめとした周辺器具なども必須になります。

テント泊前提の縦走などならまだしも、日帰り登山などの場合は、荷物は最小限にしておきたいところでしょう。「メスティン」ならば一人で料理をする場合の道具をすべて入れることができます。

また食材も崩れやすいものなどは、ザックにそのまま入れるのではなく、「メスティン」の中に入れておけば頂上で料理ができないという状況もありません。本体もコンパクトなのでザック内でもかさばりません。

複数人のキャンプでもラージサイズを1つ持っていけば、3人分ぐらいは作ることができます。弁当箱型であることもザックを圧迫しなくて、非常に便利なのです。

簡単

料理も簡単にできるのが「メスティン」の強みです。飯盒や他のクッカーと異なり、縦長のデザインのため、料理ができるレパートリーも非常に広い上に簡単に料理ができます。はじめての人でも使いこなせます。

クッカーの弱点はそこまで量が作れないということにあります。大人数でキャンプなどをする場合は、各自が持ち込み調理をすると考えると少々面倒ですよね。しかし、ラージタイプの「メスティン」の場合は問題ないでしょう。

3~4人分の料理を作ることが出来ます。使う調味料や道具も「メスティン」の中に収納できるため、大人数でのキャンプもラージタイプ一つで完結できます。どんな人でも万能にこなせるクッカーと言えるでしょう。

安い

クッカーの中には、飯盒からフライパンまでフルセットになっている商品も数多くあります。フルセットのクッカーは本格的な調理ができる反面、登山やソロキャンプにはそこまで適しているとは言えません。

また、簡単な料理をしたいだけの場合は洗う手間のほうがかかってしまいます。キャンプでは荷物はなるべく減らしたいところですし、はじめてのキャンプなどではフルセットのクッカーは適さないでしょう。

そして、フルセットの場合は多くの商品は1万円程度します。これに対し「メスティン」は飯盒本体のみのため、基本的に1,500~2,000円程度です。大人数の調理はできると言ってもフライパンが必須の大掛かりなものはできません。

しかし、キャンプで少しこだわった料理をする分には十分すぎる性能を持っています。本格的な調理をしないで、簡単な夕食やつまみを作る場合やはじめての野外飯盒では、できる限りシンプルなものの方が効果を発揮します。

キャンプ道具の中でもそこまで高い部類ではないため、慣れてきたら複数購入してキャンプでの食事を豪華にするのもいいかもしれません。はじめからフルセットのクッカーよりも「メスティン」でキャンプ調理を経験して物足りない場合は、他のクッカーに挑戦することをおすすめします。

メスティンおすすめレシピを紹介!定番からアレンジ料理まで

定番レシピ

白米

<材料>
米:1.5合
水:300ml

<作り方>

1.レギュラーサイズのメスティンに材料を入れて1時間ほど浸水させます
2.固形燃料が燃え尽きるまで炊く(20分程度)
3.固形燃料が燃え尽きたら裏返しにて15分放置すると完成

オムライス

<材料>

お米(1合)
水(適量)
ケチャップ(大さじ2.5)
コンソメ(小さじ1)
ソーセージ(適量)
卵(2個)
塩(少々)
サラダ油(適量)

<作り方>

1.まずは、卵・サラダ油以外の材料でケチャップライスを炊きます。
2.炊き上がったら蓋の上にサラダ油を引いて溶き卵を焼きます。
3.薄焼き玉子をケチャップライスの上に乗せたら出来上がりです。

<時間>
30分~35分で完成します。山でのご飯でも人気料理のひとつです。

蒲焼炊き込みごはん

<材料>
米:1合
水:300ml
サンマの缶詰:1つ
醤油:少量

<作り方>
①基本の方法でお米を炊く。その際、缶詰も一緒に入れる。

②炊飯後に醤油で味を調える

米の硬さは炊飯前に水で調整、炊飯後に醤油で味見をしながら食べると手軽ですが、本格的になり美味しくできます。

<時間>
30分~35分で完成します。基本的には米を炊く場合と変わりません。しかし、手軽にできる以上に美味しくできます。

ポトフ

<材料>
じゃがいも
人参
ベーコン
ウインナー
ローリエ
コンソメ

<作り方>

①材料を食べやすい大きさにカットする
②水・コンソメ・ローリエと一緒に火をかける

③30分程煮込んで完成、味見をしながら塩などを加える

<時間>
30分で完成します。煮込み具合はお好みで調整可能です。また、煮込む食材によっても若干時間も変化します。

ラーメン

<材料>

袋入りのラーメン
お好みでネギや肉など

<作り方>

1.袋に書いてある通りに水を沸かす
2.ラーメンを茹でる。
3.調味料を入れて味を調整する

簡単ですが、山などで食べるとまた格別なものになります。

<時間>
5分~10分で完成します。簡単で早くできるのに山で食べるとまた格別です。

アレンジレシピ

燻製

<材料>
さくらチップ
バットアミ
燻製にしたいもの(チーズ・ベーコン・うずら)
アルミホイル

<作り方>
1.メスティン底部にアルミホイルを敷く
2.アルミホイルの上に桜チップをセットする
3.バットアミに燻製したいものを並べる
4.バーナーで中火から強火で炙り蓋をする
5.煙が出たら火を弱くし、10分放置し完成

<時間>

10~20分 燻製度合いを好みで調整するとさらに美味しくできます。

アヒージョ

出典:うめきゃん
<材料>

しめじ:1/2パック
マッシュルーム:4個
オリーブオイル:適量
にんにく:2かけ
塩適量

<作り方>
1.メスティンにオリーブオイルをたっぷり入れる
2.きのこを食べやすい大きさにカット
3.にんにくのみじん切りを作り、香りが立つまで炒める
4.にんにくの香りが出てきたらきのこを投入
5.火が通ったら塩で味付けをして完成

<時間>
5分~10分で完成します。エビ、牡蠣など中身を入れ替えればアヒージョも様々な種類が作ることができます。

パウンドケーキ

<材料>
粉 100g
ヨーグルト 45g
豆乳 45g

バター 18g
塩 ひとつまみ
砂糖 15g
B.P 5g
お好みのナッツ 適量

<作り方>
1.粉・B.P・塩・砂糖を合わせて振るう。
2.バターを溶かし豆乳、ヨーグルトと混ぜておく。
3.全て合わせて混ぜる。
4.混ぜたものにナッツを入れて再度混ぜる
5.固形燃料が燃え尽きるまで焼いて完成

<時間>
15分~25分で完成します。固形燃料を使えば後は燃え尽きるまで放置しておけばOKなので、意外と手軽にできます。

焼売

<材料>

冷凍or手作りシュウマイ:5~6個
バットアミ

<作り方>

1.バットアミの上にシュウマイを乗せる
2.バーナー、固形燃料で15分ほど蒸して完成

<時間>
10分~15分で完了します。バットアミを使えば様々な蒸し料理も作れます。

鍋料理

<材料>

キューブタイプのスープ
豆腐
ネギ
白菜
鶏肉
うどん

<作り方>
1.水をメスティンで沸かす
2.市販のスープを投入する
3.火が通りにくい野菜から入れていく
4.しばらく弱火で煮込む
5.食べ終わったらうどんを入れる。

<時間>
20分~25分で完成します。

キムチをいれればキムチ鍋、材料を入れ替えるとすき焼きなど、応用もききます。1人用の鍋としては最適な大きさなので色々な材料を試してみましょう。

メンテナンス方法

「メスティン」は軽く、簡単に調理できてかさばらない優秀なクッカーです。しかし、弱点もあります。長く持たせるためには定期的なメンテナンスは欠かせません。もしも、メンテナンスを怠るとすぐに傷んで使いものにならないこともあります。

そんな「メスティン」のメンテナンス方法と注意点についてここでは紹介します。

バリ取り

まず「メスティン」が届いた際にやらなければならないことがあります。「メスティン」は他のクッカーよりも優しいとは言い難いです。初めて手にする人には疑問が残ることもあるかもしれませんし、少々面倒な点でもあります。

必ずやらなくてはいけないこととして、バリ取りがあります。バリ取りは簡単に言えば縁のヤスリがけです。ではなぜそんなことをしないといけないのでしょうか?これは、「メスティン」の縁は均一になっておらず、凹凸が出来ていることがほとんどです。

そのため、このまま使うと蓋を開閉する際に指を切ったり、怪我をする可能性につながるため安全面を考慮して、ヤスリがけをします。これがバリ取りと呼ばれるもので「メスティン」購入者は基本的に全員やります。

「メスティン」はアルミを削り出して加工しただけの構造になっているため、簡単に言えば細かい調整などは各自に委ねられています。そういった点では、少し不親切とも映るかもしれませんね。

しかし、自分の道具を使う前に自分好みにアレンジできるのは楽しみの一つとも言えるでしょう。自分の安全のためにも必ず初めにバリ取りはやっておきましょう。

ヤスリは、基本的に100円ショップで売っているようなものでも問題ありません。しかし、欲を言えば、粗目のヤスリで全体を研磨した後に目が細かいヤスリで研磨をすると、よりキレイにバリ取りできます。

ヤスリがけは何度も行うものではありませんが、ホームセンターでも手軽に買えるため何枚か用意しておくのをおすすめします。また、怪我を防止するためにも軍手を用意しておきましょう。

ヤスリは400~1000番のものが手に入りやすくてベストです。番号が若いほうが目が粗いので、400番を1枚買って軽く研磨した後に1000番で全体を研磨して仕上げるという流れです。その都度自分で縁を触りながら怪我しないかを確認してください。

シーズニング

長いバリ取りが終わり、さて使うぞとなっているかもしれませんが、もう一つやらなくてはいけないことがあります。それがシーズニングです。これの目的は油膜をつけることに加えてアルミ臭さが料理に移らないようにするために行います。

「メスティン」はアルミニウム製のクッカーです。アルミニウムはそのまま調理するとアルミニウムの独特な臭いが料理に移るケースがあります。そうするとせっかく美味しそうにご飯がたけても台無しになってしまいます。

そのような残念な状態を回避するためにも確実にやっておくことをおすすめします。やり方は、米の研ぎ汁に「メスティン」を入れて15分ほど煮込みます。その後取り出した後に吹いて終了です。

米の研ぎ汁を用意する必要がありますが、やる内容としては難しいことはありません。お湯ではなく、研ぎ汁が必要なのは皮膜を作る必要があるためなのです。「メスティン」はアルミに対して特殊な加工が施されていません。

つまり、フライパンでよくあるテフロン加工などの焦げにくくする加工が一切行われていません。そのため、このまま使うとすぐに焦げ付き取るのに苦労しますし、メンテナンスが面倒になります。

そこで、手軽に手に入るもので皮膜を作る必要があり、最適なものが米の研ぎ汁ということなのです。こうすることで薄い被膜ができあがり、簡単には焦げ付きにくくなります。焦げなければあとは水や中性洗剤で定期的に洗えば問題ありません。

注意点

「メスティン」のその他の注意点としては汚れを放置しないこと、丁寧に扱うこと、食洗機は避けることなどがあります。

アルミニウムは他の金属よりも柔らかく、熱伝導率も高い金属です。しかし、その分曲がったり腐食するのも早いです。扱いを間違えるとすぐに腐食して使い物にならないこともよくあります。

汚れをそのままにしているとすぐに腐食します。そのため、使い終わったらすぐにまずは水で軽く洗います。帰宅後に中性洗剤で丁寧に汚れを落とすことで、長持ちさせられます。

また、衝撃にもそこまで強くないため落としたり、圧力がかかると曲がったりすることもあります。丁寧に扱うことが長持ちさせるコツです。

最後にかならず手洗いをするようにしましょう。食洗機の洗剤はアルカリ性のことが多く、アルミを腐食して溶かします。ヤスリで削れば使えないことはありませんが手洗いでさっと洗えば汚れは落ちますので、手洗いをおすすめします。

まとめ

ここまで「メスティン」の概要から注意点までを解説してきました。3拍子揃った優秀なクッカーで初心者にもおすすめできる一品です。その一方で、丁寧に扱う必要や事前の準備が欠かせないことも事実です。

少しでも長持ちさせ、「メスティン」を使ってワンランク上のキャンプを楽しんでみませんか?

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