テントを洗おう!砂も虫も一網打尽。洗い方や洗剤は?

皆さん、こんにちは!先日のキャンプでテントごと吹き飛ばされそうなった貧乏キャンパーです。海水と雨水と涙と鼻水で、情けない姿になったテントを洗う羽目になりました。今回はその模様をご紹介したいと思います。参考になるかどうかは…あなた次第(笑)。

テントって洗えるんだ

▲筆者と共にずぶ濡れになったテント
花粉症の時期になると「鼻を取って流水で洗いたい!」と感じる貧乏キャンパーですが、まさかテントを洗うことになるとは考えてもみませんでした。しかし雨や雪と違い、今回は海水も混じっているので、放っておくと潮吹きテントになるばかりか、匂いが恐ろしい事になりそうなので仕方なく洗うことにしました。

▲フレームを外せば洗いやすい!
天気の良い日にアスファルトの上に広げ、改めてテントって洗えるんだぁと思いました。「テントを洗う」という考えが全く頭に無かったんです。でも、使用後は広げて干し、撥水スプレーを掛けることをマウンテンシティでもおススメしているじゃないですか。元々撥水性があるテントの生地です。汚れたら洗えば良いんです。これって常識だったんでしょうか…。

テントの中の掃除方法

▲この画像は砂だけです。ご安心を。
筆者のテントは最近流行のワンタッチテントです。傘のようにパッと開く楽ちん設営。広げて中を見ると、砂とアリンコとお菓子の食べカスが(巻き込んでごめんよ、アリンコ)。

筆者は基本おバカなので、掃除機で吸えばいいやと考えたのです。今考えたら、ホウキで掃いた方が楽で綺麗になったと思います。テントの生地は薄く、掃除機で吸ったらどうなるか賢者の皆様はお分かりですよね。▲しかも何故ヘッドを付けなかったの?(ゴォォォ~)

洗剤は何を使う?

▲あ…洗剤。時すでに遅し。
テントを洗うという発想がなかったので、テント用の洗剤など我が家にはありません。そもそもテント用洗剤なんてあるのかしらと調べてみたら、あるんですね。テントを洗うって常識なんですね。ほぇ~。テントだけでなく、レインウェアなど撥水の生地を洗うのに使うようです。

NIKWAX(ニクワックス) LOFTテックウォッシュ
容量:300ml
いらないアウトドア用品を売るならマウンテンシティ!

でも、田舎の小さなホームセンターにはテント用洗剤など売っていませんし、何より面倒な事が嫌いな筆者、もはや広げてしまったテントは「今」洗うことしか頭にありません(さっきまで頭に無かったのに)。一度たたんでテント用洗剤を買ってから…なんてことは思い付きもしません。

家にある洗剤は、洗濯用と食器用、車用にお風呂用、シャンプーやボディソープ…色々あるじゃん♪ と軽く考えてみたものの、逆にありすぎてどれを使えば良いか分かりません。結果、迷った時は「中間」を選ぶ筆者は、中性洗剤である食器用を選びました。撥水コーティングは大丈夫なのでしょうか?

シャワーヘッド欲しい

▲洗剤は残さず洗い流しましょう。
洗車用のスポンジに食器用洗剤というコラボでテントを洗い、洗車に使うホースで洗車のようにテントを洗いました。水圧を考えないのか筆者よ。こんな時、シャワーヘッドがあれば優しくテントを洗えるのでしょうね。それでもテントは耐水圧が高いお陰で、バッシャバッシャ洗っても耐えてくれましたよ。

タカギ(takagi) 散水ノズル タフギアメタルノズル
サイズ:155×66×253mm
適合ホース:内径/12~15mm、外径/21mmまで
水形:キリ、シャワー、ストレート、ジョロ
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天気の良い日サイコー!

▲持ち上げるとタコみたいでしょ?
筆者にしては珍しく快晴(快晴の日を選んだだけ)だったこともあり、テントの表面はみるみる内に乾いていきます。水滴がキラキラと輝き、初夏の爽やかさな風を感じながら何となくウットリ。テントはまだ新しく、撥水効果が残っているので、外側の乾きは早かったんです。問題は内側。

テントはしっかり乾燥してから収納しないとカビが発生します。でもね、乾いたタオルで水分を拭き取るとか、裏返して干すとか、そういった発想は筆者には浮かばないんです。天気も良いし、気温も高いし、放っておけば乾くでしょ♪(時刻は午後2時でした)と、広げたまま放置しました。

フライはどこに?

▲どこへ行こうとしてるの~?
放置するならせめて仮止めしましょう。ペグも刺さず、何の荷物も入っていないテントをアスファルトの上に放置すれば、テントは風に乗り、スルスルと滑って行くのです。気付けばフライ部分が見当たりません。筆者のテントはフライ部分がテント本体にくっついているタイプなので、あまり気にしていませんでした。洗うために分解したことを。その後、フライ回収のために労を費やしたことは言うまでもありません。

ワンタッチテント 4人用
サイズ:
約W220×D215×H144cm(使用時)
約W85×D20×H20cm(収納時)
重量:約3.5kg(本体合計)
材質:ポリエステル、グラスファイバー、プラスチック、ナイロン
セット内容:本体、ペグ8本、ロープ4本、取扱説明書
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筆者のテントはコレと同じタイプ。OEMなのかメーカーは違いますが、仕様は同じです。ただ、背が低い筆者は10秒では設営出来ません。毎回、フレームを持ち上げてからテントと格闘し、気付くとグラウンドシートから随分と離れた所に着地しています。それでも5分~10分くらいで設営できるので楽ですね♪

構造を事前に確認

▲始めはフレームを付けたまま洗っていました。
夕方になり、乾いたテントをしまうことにしました。今思えば何故、外で組み立てなかったのかと思うのですが、その時は考えないんですねぇ、はい~。狭い家の中に持ち込み、フライと本体を元通りにしようとするのですが、事前に構造を確認せず、鼻歌歌いながらパーツを外したせいで、組み立てに悩むことしばし。ポールテントなら簡単なんでしょうね。何でも分解する時は、事前に写真を取るなどの工夫が必要ですね。

洗った結果は?

▲一緒に愛用の雑誌の付録のリュックも洗いました♪
洗いと組み立てでクタクタになった筆者は、あれだけおススメしている撥水スプレーもせず、乾いたテントをサッサとテントの収納袋に仕舞いました。洗浄後の結果は次回のキャンプで知ることになります。そして収納時に気付いたのですが、収納袋を何故洗わなかったんだろう…。砂だらけじゃん。

それでも海なし県在住の筆者は、海でのキャンプが好きなんです。山は、家の「窓を開ければ~♪」港の代わりにいくらでも見られるんです。玄関開けたら1秒で山!ですから。でも近くに川がある山キャンプも良いですね。水辺があるとキャンプの楽しみが増えるんです。

★キャンプで川遊びしましょ♪

メーカーメンテナンスも

引用:スノーピーク
筆者は貧乏(最近は超が付きます)キャンパーなので、自己責任でテントを洗いましたが、メーカーブランドの良質なテントはメーカーメンテナンスを利用するという手もあります。裏表綺麗になることはもちろん、破れたメッシュ部分やファスナーの不具合、テント本体の破れやほつれなども修繕してもらえます。大人数向けのテントや洗う場所がない場合はメーカーに相談してみましょう。

洗濯機で脱水はNG

引用:pixabay
最後に大事な注意点をご紹介します。テントに限らず、ナイロンやポリ製の素材は洗濯機で脱水しないようにしましょう。洗濯層の穴を生地が塞いでしまい、脱水出来なくなって、洗濯機が暴れます。踊ります。コットン製のテントも撥水がしっかりされていれば同じです。水を通しませんからねぇ。干す時は、天気の良い日に広げて影干しが一番。筆者のように直射日光で干さないようにご注意くださいね。ではまた次回のキャンプでお会いしましょう!

★★季節物は洗って保管しましょうね★★

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