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「雨の日を選んでサイクリングに出かけたい!」という人は少ないでしょう。けれども、天候が不安定な季節や、曇りの日に出かけて雨に出くわすことはありますよね。そこで、雨の中サイクリングをしなければならなくなったときに備え、注意点や行き先選びのポイントなどをご紹介しましょう。備えあれば憂いなし!……安全に走行をしてくださいね。
晴れの日と雨の日の違い
晴れた日のサイクリングは気持ちがいいものです。視界も良好、吹き抜ける風も快適、どこまでもペダルを漕いでいけそうな気分になれます。けれども、「雨の日」となるとそんな印象はガラッと一変!というのも、雨の日のサイクリングは以下のようなデメリットがあるからです。
・雨や飛沫で視界が悪くなる
・路面の状態がわかりづらい
・ブレーキが効きづらくなる(始終、ブレーキをかけるのでブレーキパッドの減りも激しくなる)
・バイクやシューズなどが泥で汚れる
・体やウェア、バッグなどが濡れる
・体が冷えてしまう
雨の日の注意点
サイクリングの途中で、突然の雨に見舞われてしまった場合は、以下の3つのことに気をつけてください。
スリップしやすい場所に要注意!
雨の日に、特に滑りやすいのは以下の場所です。
・道路上の白線や横断歩道
・マンホール
・グレーチング(排水溝にはめられている格子状やはしご状の金属のフタ)
雨の日は視野が悪くなるのでスピードを出すのは控え減速しましょう。上記の場所には十分に気をつけてください。
雨が目に入らないようにする
雨が目に入ると前方が見えづらくなります。目がゴロゴロしたりヒリヒリしたりすることもあるでしょう。特に、降り始めの雨には空中に漂っているホコリなどの微粒子が含まれています。目の中に入らないように十分に気をつけてください。クリアタイプのサングラスやサイクルキャップを携帯しましょう。
体を冷やさない
雨に長時間打たれると、体が冷えて動きが鈍り危険です。素早く羽織れるレインウエアやタオルは必ず携帯しましょう。また、荷物が濡れてしまわないように、リュックカバーもお忘れなく!さらに、真夏以外は雨に濡れると手指が冷えてかじかむこともあります。レイン手袋を持参したほうがいいでしょう。
雨の日の行き先を選ぶポイント
もし、「今日は午後から降りそうだな」「突然、雷雨がくるかもしれない」という日は無理をしないで行き先を変更しましょう。
登り坂の多い場所は避ける
登り坂コースを登った後は下りなければなりません。視界が悪く・道路が滑りやすく・体が冷えている状態で、延々と下り坂を進むのはかなりきついものです。なだらかなルートを走るようにしてください。
状態の悪い道は避ける
凸凹が多く水たまりができやすい道や、水はけの悪い道は避けましょう。また、うっそうと樹木が覆いしげって周囲が暗い道も危ないのでやめてください。
休憩施設に立ち寄れるコースを選ぶ
できるだけ、「雨宿りしたり休憩したりできる施設」が多いルートを選びましょう。途中に日帰り温泉や銭湯などがある場所もおすすめです。
こんな時は要注意!雨の日のサイクリングを中止したほうがいい場合
以下のような場合には、無理をしないでサイクリングを中止したほうがいいでしょう。
・台風や竜巻などが接近中で注意報や警報などが出ている時
・川が増水している時
・体調が万全ではない時(疲れている・睡眠不足・風邪気味など)
・レインウエアなどの雨対策用品が揃っていない時
「どうしてもトレーニングのためにバイクに乗りたい」という場合は、なるべく家の周辺を走るようにしたほうがいいでしょう。
サイクリングは晴れた日に楽しもう!
雨の日にもサイクリングはできますが、危険が伴う上に準備を万全にしないと体調を崩すこともあります。できれば、サイクリングは天気のいい日に心おきなく楽しむことをおすすめします。また、出かける前には必ず天気予報のチェックすることもお忘れなく!