引用:アマゾン
登山を始めると欲しくなるのが登山用腕時計。登山を始めとするアウトドアアクティビティで活躍する登山用腕時計(アウトドアウォッチ)です。昔は登山用腕時計と言えば、お高いものというイメージでしたが、最近は、リーズナブルなものも増えました。今回は、登山用腕時計の種類や選び方をご紹介します。
登山用腕時計とはどんなもの?
登山用腕時計と言われるものは、どんな特徴があるのでしょうか?以下の5点は、登山用腕時計としては必ず欲しい機能です。逆に言えば、この機能がある腕時計は登山用時計と言えます。
時刻表示
時計なので当たり前ですが・・・。デジタルの場合、視認性を考えれば、できるだけ、文字が大きく表示されたほうがいいでしょう。
防水機能
屋外活動を行うのですから、当然、防水は必要です。ですが、潜水や水の中に漬けるわけでは無いので、生活防水程度でも十分です。
気圧/高度計測
気圧やGPSを利用し、高度を計測します。登山では現在地把握に便利です。これが欲しくて、登山用腕時計を購入する方が多いですね。
電子コンパス
ボタンを押すことで、手軽に方位を計測できます。意外と便利な機能です。あくまでも選考程度に。正式なコンパスは必ず持っておきましょう。
バックライト
早朝や夜間などの行動の可能性もあるので必要な機能です。テント泊や山小屋でも活躍します。
登山用腕時計の選び方
通常の腕時計と同じで、付け心地やサイズなどのほかに、登山用腕時計としての性能や使い勝手を確認しましょう。特に前項の5点は確認しておきましょう。
サイズを確認
登山用腕時計はセンサーなどを格納している関係上、殆どの場合、通常の腕時計より幅が広く、厚みもあります。特に腕が細い女性の場合、負担になる可能性もありますので、よく確認しましょう。
付け心地
ラバーやシリコンなどのベルト、金属のベルトなど、付け心地を確認します。このあたりは好みになってくるので、実際に付けてみることをおすすめします。
機能は呼び出しやすいか
いくら、性能が高く、機能が豊富でも素早く、簡単に呼び出せなければ意味がありません。ボタン類の押しやすさや、何回押せば、欲しい機能が呼べるかなどは要確認です。
手首の動きに制限は無いか
登山用時計の場合、ボタン類がボディの横についている場合が多く、押しやすいように大きめに作られています。手首を動かしたときにどの程度当たるか、動きを邪魔しないかを確認します。特に、クライミングなど手首が多き動くアクティビティの場合、要注意です。
登山用腕時計のお手入れ方法など
登山用腕時計のお手入れはどうするのでしょうか?
使用後は柔らかなクロスで拭く
登山用腕時計は、腕に直接つけますので、皮脂汚れや汗が付きますので、使用後は早めに柔らかいクロスで拭き上げましょう。
メガネ拭きなので、気兼ねなく使えます。
時計クリーニング業者に依頼
長く使っていると、どんどん汚れが溜まります。しかし、精密機械なので、丸洗いすることもためらわれます。時計専門のクリーニング業者があるので、それを利用する方法があります。
時計クリーニングcom:時計クリーニングcom
登山用時計おすすめ3選
初心者向けの登山用時計をご紹介します。アマゾンなどでは、かなり低価格の製品も販売されていますが、レビューを見ると信頼性が疑問のようなので、ここでは、信頼できる製品をご紹介します。
CASIO(カシオ) プロトレック PRG-300-1A2JF
ケース厚 12.6 mm
バンド素材・タイプ 樹脂 ベルトタイプ
バンド長 約15~22cm
その他 機能 方位計測 , 気圧・高度計 , 温度計 , LEDライト , ワールドタイム
本体重量 59 g
ケース素材 合成樹脂
日本で登山用時計が普及したのは、カシオのプロトレックのおかげと言っても過言では無いでしょう。1994年の発売以来、日本の登山愛好家に愛され続けてきました。このモデルは、一通りの機能が揃っており、比較的リーズナブルなので初心者の最初の一台におすすめです。これとは違いますが、筆者も10年近いプロトレック愛用者です。
SEIKO(セイコー) アルピニスト RD SBEB003
サイズ:縦52mm x 横44.8mm x 厚さ12.7mm
腕周り長さ(最長):200mm
重さ:52g
高度計測機能(登高スピード、高度)
登山データ記録機能
気圧計測機能
温度計測機能
方位計測機能
登山用時計としては後発ですが、日本製時計メーカーとしては老舗のセイコーの製品です。セイコーなので性能やアフターなどは問題ありません。筆者も実際、店頭で試しましたが、各機能のレスポンスもよく、使いやすいと感じました。プロトレックのように、着用している人が少ないものをと思っている方にはおすすめです。
SUUNTO(スント) コア
ケース直径・幅 50 mm
バンド素材・タイプ ウレタン・ラバー系
ベゼル素材 アルミニウム
ベゼル機能 ウレタン樹脂
その他 機能 気圧・高度計
本体重量 64 g
やはり、登山用時計と言えば、スントは外せないでしょう。SUUNTO(スント)は、フィンランドのアウトドア向け時計メーカーです。世界のアウトドア時計はスントがリードしてきました。なんと言ってもデザインがおしゃれで、憧れる方が多いようです。初心者の方には、少し敷居が高いかなとも思いますが、思い切っておしゃれに決めるならおすすめします。もちろん、性能や機能は問題ありません。
登山用時計で登山を楽しくおしゃれに
登山をする上で、登山用時計は、決して必須というものではありません。初心者が揃えるなら、登山靴やレインウェア、バックパックが先でしょう。しかし、登山を続けていくと、登山用時計が欲しくなる人が多いようです。筆者もその一人です。登山用時計をつけて歩くと、登山が楽しくなり、高度がわかると励みにもなります。初心者の方は、余裕が出たら、登山用時計も検討してみてはいかがでしょうか?