美ヶ原|温泉にもアクセスできる標高2000mのハイキングコースが魅力

引用:美ヶ原観光連盟facebook
美ヶ原は長野県にある広大な高原です。ビーナスラインの整備により、標高の高い場所まで気軽にアクセスできるようになりました。美ケ原ロングトレイルを中心に様々なハイキングコースが設定されています。標高は高いですが、高低差が少ないので登山初心者にもおすすめです。高原を味わい尽くす、美ヶ原一帯を楽しむための詳細情報をまとめました。

美ヶ原高原とは

美ヶ原高原は長野県松本市、上田市、小県郡長和町(ちいさがたぐんながわまち)にまたがる600haの台地。最高峰の王ヶ頭(おうがとう)は標高2034m。他に王ヶ鼻(おうがはな)標高2008m、茶臼山(ちゃうすやま)標高2006m、牛伏山(うしぶせやま)1990m、物見石山(ものみいしやま)標高1985m、武石峰(たけしみね)標高1973m、焼山(やけやま)標高1907mのピークがある。本州のほぼ中央、八ヶ岳中信高原国定公園の最北部に位置する。日本百名山のひとつ。夏は牛が放牧されています。
(出典:新まつもと物語「トコトコ登山」)

美ヶ原へのアクセス

公共交通機関を利用する場合

自家用車でのアクセスの利便性に比べ、公共交通機関を利用した場合はアクセスの難易度が上がります。

■新宿から
・中央東線特急あずさ/松本駅下車(約2時間40分)、
 アルピコ交通バス「美ヶ原高原美術館線」乗車。

■名古屋・大阪方面から
・大阪方面から東海道新幹線名古屋乗り換え(約1時間)
 中央本線特急しなの/松本下車(約2時間)
 アルピコ交通バス「美ヶ原高原美術館線」乗車。
 ※アルピコ交通バスの運行は夏のみです。
  ご利用については、
  『アルピコ交通』0263-26-7003にご確認下さい。

自家用車を利用する場合

■東京方面から
・東部湯の丸ルート(約240km)
 関越道藤岡JCで上信越道、東部湯の丸ICで降りて国道152号を松本・蓼科方面へ。
 町役場和田庁舎交差点で県道178号へ右折。ビーナスラインを経由して山頂へ。

■名古屋から
・岡谷ルート山本小屋へ(約220km)
 中央道岡谷ICを降り、下諏訪岡谷バイパス(国道20号)を走る。
 湖北トンネル南交差点を左折し、国道142号へ。
 途中、ビーナスラインとの分岐があるので、案内にしたがってビーナスラインへ。

■大阪方面から
・岡谷ルート山本小屋へ(約400km)
 名神小牧JCで中央道、岡谷ICで降り、下諏訪岡谷バイパス(国道20号)を走る。
 湖北トンネル南交差点を左折し、国道142号へ。
 途中、ビーナスラインとの分岐があるので、案内にしたがってビーナスラインへ。
(出典:美ケ原観光連盟)

美ヶ原を歩く際に必要な装備


引用:pixabay

服装

軽登山の基本を押さえた装備であれば問題ありません。標高が高いので春夏には紫外線対策を万全にしましょう。風が強いので、ウインドブレーカー程度の羽織るものは必須です。

持ち物

標高が高く、開けた高原なので天候が急変した場合に雨を遮るものがありません。したがって、雨具は一式しっかりと用意して行くことをおススメします。シューズもゴアテックス製であれば浸水の心配がなく歩くことが出来ます。

美ヶ原ハイキングの難易度は初級程度

美ヶ原高原美術館からスタートすれば、最高峰の山頂「王ヶ頭」までも高低差50m程度の歩きやすいハイキングコースです。途中には高原植物が咲いて居たり、牛が放牧されていたりと気持ちの良い風景が続きます。途中、「山本小屋」や、美ヶ原の中心である「美しの塔」を過ぎ、昔はここで牛に塩をやったという「塩クレ場」まで来たら、最高峰の「王ヶ頭」へ直接行くコースと、ちょっと迂回して美ヶ原の先端「王ヶ鼻」を先に目指すアルプス展望コースとに分かれます。ここは少しだけ山道っぽくなっているので、余裕のある方はこちらに挑戦することをおススメします。北アルプスの山々を次々に見つけながら歩くことが出来ます。「王ヶ鼻」からはショートカットで「王ヶ頭」へ行けるので、ご安心を。

美ヶ原を楽しめるシーズンは?

美ヶ原高原は、もちろん春~秋にかけてが人気です。様々な高原の植物や生き物を見て自然を満喫することが出来ます。山頂近辺に宿泊施設もありますので、満天の星空を温泉につかりながら心ゆくまで楽しむこともできるのです。さらには、冬もおススメ。アクセスが少し難しくなる場合もありますが、高低差がなくどこまでも見通せるこのコースはスノーシューでも楽々移動が出来ます。宿泊施設では無料でレンタルしてくれますので、手ぶらで気軽にスノーシューデビューに挑戦も。

美ヶ原高原登山のおすすめルート


(出典:美ケ原観光連盟)

美ヶ原高原は、美ヶ原高原美術館からスタートする高低差の少ないコースがあり、先にご紹介しました。しかし、それでは足りないという方には、三城まで足を延ばすコースもあります。塩クレ場から分岐しているので、そこから茶臼岳を経由して、三城いこいの広場まで行くことも出来ます。ここをスタート地点として、茶臼岳経由の塩クレ場から王ヶ頭まで目指すのもいいですね。この場合は美ヶ原高原美術館には寄りません。牛を見たい場合は、塩クレ場付近が良く見れます。

ゆっくり歩いて風景を味わうように進みたい高原

昔から人気の美ヶ原高原。登山初心者でも標高の高い景色を楽しむことが出来て、登山へのモチベーションアップにつながります。家族や友人、恋人と時間を気にせず非日常にどっぷり浸りに来てはいかがでしょうか。霧が出やすく、その場合は視界が限られるので気軽に来れるけれども無理は禁物です。

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