一人でも大丈夫!登山におけるテントの張り方のコツをご紹介!

引用:photoAC

登山に慣れてくると、様々な山を登ってみたくなりますよね。日帰りで日程を組める山ばかりなら良いですが、中には2日や3日、それ以上の日程が必要になることもあるでしょう。そんな時に活躍するのが、テントです。張り方のコツを知っておけば、いざという時に役に立ちます。
そこで今回は、登山におけるテントの張り方のコツをご紹介します。コツを覚えておけば一人でもテントを張れるようになりますよ!

安全な場所を確保してテントを張ろう!

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登山に慣れている方であれば、ご存じの方は多いかもしれませんが、テントはどこにでも張って良いということではありません。テント設営場所が指定されているので、登山を行う際は事前に確認しておくようにしましょう。
テント設営場所以外での野営は禁止されています。指定場所は基本的に安全であると考えて良いですが、その他の場所では野生動物に襲われる可能性や、落石、川の増水などの様々な危険があります。自分では対処できないことが起り得るので、テントを張る前に安全な場所を確保するようにしましょう。
また、テント設営場でも、窪地は避けた方が良いです。雨水が溜まり、いつの間にかテント内にまで侵入してくることがあります。おすすめは、木の下です。木の根があることから水が溜まりにくく、日中は日差しを遮る効果もあります。ただし、落雷の危険がある場合は避ける必要があります。

グランドシートを敷く時の注意点

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テントを設営する時には、まずグランドシートを敷きましょう。これは、テントと地面が直接触れないようにするためで、テントのボトムシートを保護する効果や、地面からの断熱効果が期待できます。
また、後でフライシートを張ることを想定して、グランドシートは、フライシートの外側にはみ出さないように敷きます。こうすることで雨天の際、フライシートから落ちた雨水がググランドシートを伝わってテント下に溜まることを防ぎます。
グランドシートがない場合は、ピクニックに使うようなブルーシートでも大丈夫です。断熱性には期待できませんが、その場合はテント内に断熱性の高いインナーシートを敷くと快適に過ごせますよ。
地面に直にテントを設営して、ボトムシートが破れると砂や水がテント内に入ってくることがあるので、そのようなことが起らないようにしっかりと対策していきましょう。

風の対策方法と強風時のテントの張り方のコツ

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テントは、風に飛ばされる危険性を常に孕んでいます。設営時には、風が吹いていなくても、突然風が強くなることは十分に考えられます。そのため、強風対策はきちんと行っていく必要があります。
基本的なことになりますが、テントを張る際は、風向きを確認しながら空気抵抗が高くなるテント入り口を風下に来るように設置しましょう。また、ペグを使用して確実に地面に固定することも忘れずに行います。
テント設営時にすでに強風が吹いている場合は、風上から作業を行うと楽になります。その場合は、まずテントの風上2か所からペグで固定していきます。その後、風下2か所をペグで固定します。グランドシートは、4か所のペグ留めが完了した時点で、敷き込むと良いでしょう。この段階で、フレームを通していきますが、まだ立ち上げることはしません。
強風時のフライシートの取り付けは骨が折れる作業ですが、先ほどフレームまで通したテントの風上2か所から接続すると楽です。その後、テントを立ち上げ、フライシートの風下2か所を接続します。張り網も風上から行うことで、スムーズに設営することができますよ。

ペグの打ち方と張り網(ガイライン)のコツ

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張り網とペグ打ちは、テントが吹き飛ばされないための重要な作業になります。張り網を固定する際のペグ打ちのコツとしては、ペグにかかる力の方向(張り網)とペグが直角になるように地面に打ち込むことです。また、接続した張り網がなるべく地面に近づくようにペグを打ち込みましょう。
ペグの種類は様々ありますが、テント設営場所の地面の固さに応じたものを準備すると便利です。テントを購入した際にペグが付属されている場合が多いので、そちらを使用しながら必要であれば買い替えると良いですよ。
また、張り網をする際のコツは、対面に張った網と一直線になるように固定していくことです。張り網が歪んでいると強風に対する耐性が弱まってしまうので注意です。張り網にかかる力を均等にすることで、どの方向から風が吹いても飛ばされにくくなります。
その他のコツとしては、張り網はできるだけ長く張ることが挙げられます。最大の長さでは張ることができれば、その分安定感が増しますが、場所を取ることになるので周囲の状況を応じて調節すると良いです。

登山におけるテントの張り方を覚えたら実践してみよう

登山におけるテントの張り方のコツをご紹介しました。宿泊予定の登山を行う際に参考にしていただけると嬉しいです。知識だけを頭に詰め込んだとしても、いざという時に困ってしまいます。様々なアクシデントを想定するなどして、どんどん実践して慣れていきましょう!

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