磐梯山の登山は初心者におすすめ!コース紹介と見どころまとめ

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福島県にある磐梯山(ばんだいさん)は、日本百名山に選定されており、福島県のシンボル的な存在です。福島県耶麻郡猪苗代町、磐梯町、北塩原村にまたがり、別名を会津富士(あいづふじ)、会津磐梯山(あいづばんだいさん)とも呼ばれています。今回は、初心者の登山デビューにおすすめの比較的上りやすいコースをご紹介します。

福島県にある磐梯山ってどんな山?

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磐梯山は、福島県耶麻郡の猪苗代町・磐梯町・北塩原村の3町村にまたがっています。磐梯山の標高は1816メートルで、表磐梯と裏磐梯で異なる様相を見せるところが魅力の一つです。
1888年に起きた大噴火により、山はもちろんその付近の地形をも大きく変えたという歴史があり、この噴火によって桧原湖や五色沼などの観光の名所が誕生しました。噴火の影響が今なお見て取れるのが、山の北側の「裏磐梯」です。反対の南側には、日本で4番目に広い猪苗代湖が広がっています。ここから見える表磐梯は、「会津富士」と呼ばれるほど美しく、どんな季節でも観光客を楽しませています。

初心者におすすめの登山コース|八方台登山口

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磐梯山を登るルートは6つほどありますが、最も初心者におすすめなのが八方台登山口からのコースです。このコースは山頂までの高低差が比較的少なく、上り2時間10分、下り1時間30分と短時間で登ることができます。よって、これまでほとんど山に登ったことがない方や、体力に時間がない初心者にも登りやすいルートと言えるでしょう。
登山口を少し登ったところに、磐梯温泉中ノ湯跡地という中間点があります。こちらは昔温泉地だったところですが、現在は営業はしていません。しかし、いまだに周囲には硫黄のにおいが漂い、かつての姿を想像させます。そのまま進むとお花畑と弘法清水に行く分岐点に出ます。お花畑は、季節によって様々な姿を見せてくれるスポットとして人気です。特に夏は、ミヤマキンバイが群生し、見事な景観となります。
分岐点のどちらのルートを選んでも、最終的には弘法清水に到着します。弘法清水では小屋やちょっとした休憩所があるので、ここで一休みすることが可能です。弘法清水から山頂までは、約25~30分ほど。少し上りが続きますが、越えればもう山頂です。

磐梯山の見どころ|弘法清水までの景色となめこ汁

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八方台登山口から4合目にあたる弘法清水まで行く途中、視界が開けた場所に出ます。そこからは裏磐梯の檜原湖・小野川湖・秋元湖や、銅沼・火口原・火口壁などを眺めることが可能です。
弘法清水についたら、売店やちょっとした休憩場所があります。弘法「清水」という通り、ここでは流れ落ちる冷たい清水でのどを潤すことが可能です。弘法清水山小屋ではなめこ汁を販売していることもあります。疲れた身体に、しょっぱくて温かいものはうれしいですよね。時間に余裕のある人はぜひいただいてみてください。ほっと心が休まりますよ。

磐梯山の見どころ|山頂からの眺望が抜群!

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弘法清水から頂上(5合目)までは、すこし急登が続きます。ここが最後のひと踏ん張りです!
磐梯山の頂上からは、猪苗代湖・飯豊山・月山・吾妻連峰・安達太良山などの眺望が楽しめます。まさに360度、パノラマの絶景を楽しめるので、「登った甲斐があった!」と感じることでしょう。裏磐梯側では、火口原の荒涼とした風景や荒々しい火口壁を堪能することもできます。火口原や火口壁を横目に見ながら登山できる「裏磐梯・川上ルート」も存在していますが、ガレ場も多く初心者が登りきるのは難易度が高めです。弘法清水まで行く途中からも火口原を見下ろすことができるので、ぜひ一度立ち止まってみてください。

事前に確認!磐梯山のアクセス・基本情報

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八方台登山口へは、磐梯町駅または猪苗代駅から車やタクシーで行くことができます。もしくは、猪苗代駅からバスで磐梯高原駅まで行き、そこからタクシーに乗ることもできます。
タクシーを使用した場合、JR磐梯町駅から八方台登山口までは約8,000円で40分ほど、磐梯高原駅から八方台登山口までは約2,000円で10分ほどかかります。
磐梯山ゴールドライン沿いにある八方台登山口無料駐車場は、約60台駐車が可能で、トイレや休憩所も完備されています。
登山が可能なのは、残雪がある雪解け時期のゴールデンウィークから積雪前の11月上旬頃までです。紅葉が見ごろになる9月中旬から10月中旬がベストシーズンですが、週末は駐車場が満車になるほど混雑します。

百名山のひとつで登山デビューしよう

いかがでしたか?福島県民に古くから愛される磐梯山。初心者でも登りやすい八方台登山口コースで、ぜひ登山デビューしてみましょう。もちろん、どれだけ登りやすいといっても、山に危険はつきものです。最低でも、レインウェアとザックと靴は、登山用のものを用意しましょう。
磐梯山付近の湖や景観も見どころの一つです。それらの景色を楽しみながら登ることで、これからも登山を続けたい!という気持ちにつながります。ぜひ自分のペースで楽しんでみてくださいね。

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