登山初心者でも大丈夫!パノラマ景色の楽しみ方

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「絶景を望む」とは登山の醍醐味です。しかし、登山の初心者だと山に登るだけで精一杯、とてもカメラを構え、景色を収めよう何て思いませんよね。

今回はそんな初心者でも楽に登って、パノラマな景色を楽しみつつ、写真に納める方法を紹介します。最後に各地の初心者向き登山や、絶景を楽しめるスポットも紹介しています。

僕らが山に登る理由

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登山の楽しみの一つ、絶景を楽しむ。僕らが登山に出かけて行く理由の一つでもあるのではないでしょうか?
近年、InstagramやTwitterと言ったSNSの登場で、山の山頂から望む景色を手軽に、写真や映像で楽しめるようになりました。

それらを眺めるのも確かに楽しいことです。まだ行ったこともない絶景を、SNSの写真は見せてくれます。でも、僕らが登山に向かう理由はそこにはないのです。自分の足で山に登り、自分の手でその景色を写真に納め、自己主張をするのは今!あなたもそんな世界に飛び込んでみませんか?

インスタ映する景色の撮り方

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Instagramに投稿されている山頂や、景色の写真を見たことがあるかと思います。インスタグラマーと呼ばれる方は、写真やカメラのプロというわけではありません。ちょっとしたコツを抑えて写真を撮っているため、ただ景色を納めているだけの方よりも、魅力的な写真を撮影して載せることができるのです。

ではインスタグラマーは、実際に何を注意して写真を撮っているのでしょうか?
ここで少しだけ紹介しますね。

山の写真を撮るのなら構図を意識する

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インスタグラマーは、写真家の専門用語「構図」を無意識に組み込んでいます。例えば山頂から見渡した時に、自分の目で見る景色とファインダーを覗いた景色が違うのに気が付きます。そこで写真の撮り方の上手い人は、その景色の何を見せたいかを瞬間的に選びます。

山頂からだとパノラマな景色ですよね?みえている景色全てにピントを合わす「パンフォーカス」が景色を納める技術です。カメラの広角レンズが本来なら必要なのですが、スマホのレンズはこの手の撮影に向いています。目と同じ仕組みで作られているレンズなので、意識せずパンフォーカスができるのです。

もう1点、山の稜線よりも大きいものを意識して構図を組んでください。山より大きいのは「空」ですね。空を構図の50%くらいまで落とし込むことで、その山の雄大さが伝わります。

木や湖を水平に、景色のバランスを考える

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山頂へ向かう途中に湖がある様な山では、途中、足を止めて景色を納めたくなると思います。そんな時は納めたい景色と山の稜線、カメラのフレームが水平になるように納めるとバランスが良くなり魅せる写真になります。

あえて斜めに採る手法もありますが、それだとなんだか歪んでみえてしまいますので、基本は水平。ここに湖に浮か部白鳥や野鳥が入れば、より面白い写真になりますね。

また、この手の写真を収める時はローアングルからが鉄則。構図を決める時にどう景色を切り取るか、これだけを意識されると面白い写真になります。

登山を始めたばかりだと、ここまで気にする前に早く登頂してしまいたくなります。しかし、この道草も登山の楽しみ方、是非そんなん景色に出会ったら、カメラに収めてみてください。

滝や水の動きを納めて景色を演出する

登頂途中、川をまたいだり、滝に出会ったりすることもあります。その時もまたシャッターチャンス。特に滝は普通に生活していると出会えないので、ぜひ道草して写真に納めるように頑張りましょう!

滝や水の動きをカメラやスマホに納めるのには、実は結構難しいことなのです。水の動きを表現しようと思うと、シャッタースピードの調整が必要で、一眼レフや高級コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)ならその機能が付いていますが、スマホにはそんな機能を備えていない機種もあります。でも大丈夫。スマホの連射機能を使ってみましょう。今のスマホはこの「連射機能」を使うことで、撮っている最中に、流れるようにピントの合った一枚が撮れます。

運による撮り方かもしれませんが、動きのある被写体を納める時に使う、れっきとした技術なのです。

登山初心者でも行けるおすすめの絶景スポット

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登山初心者でも行ける絶景スポットってどこにあるの?とお考えのあなたに、この項では低難易度の絶景スポットを紹介します。

奥秩父 瑞牆山

標高2,230mの山で、都心からアクセス可能です。交通インフラが整っているので、高尾山に並ぶ初心者に人気の山です。山頂まで2時間半でアクセス可能。日帰りも楽しめる山なのです。また、山頂には「富士見平小屋」という山小屋があり、テント等で宿泊も可能です。

山頂から望む景色は天候が良ければ、富士山まで見渡せるパノラマ絶景が待っています。

長野県 乗鞍岳

日本一登りやすい3,000m級の山として有名。2,700mまで車で登れる(現在マイカー規制中)ので、宿泊込みで行かれる登山者が多い山です。

都心からだとご来光バスというバスツアーもあり、乗鞍スカイラインを登り、日の出前に山頂へ向かうことが出来るのです。山頂から日の出を望むさまはまさに絶景。雲海の上に立っている感覚に陥り、普通の登山では味わえない大パノラマを楽しめます。

山の麓に平湯温泉があるので、登山の疲れを癒やしてくれる温泉を利用するつもりで休日を利用して行ってみてはいかがでしょう。

滋賀県 伊吹山

標高は1,300mほどとそこまで高くない山なのですが、山頂からは眼下に濃尾平野と琵琶湖が望める圧倒的な景色が人気の山です。また、京都方面を観ると比叡山、名古屋方面を観ると養老山脈が望めて、空と山を写真に納めるには絶好の山なのです。標高の低い山ならではの野草も豊富で、一輪の草花を写真を撮影納めるのにも場所ですよ。

登山の記録を写真に収めよう

登山初心者でも景色を楽しく納める方法と、今話題の山を紹介しました。ここに紹介した山だけではなく、他にも絶景を望める山やパノラマな景色を楽しめる山は日本にはたくさんあります。是非その景色をカメラやスマホで納めて楽しんでみてください。

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