目次
最近は登山がちょっとしたブームであり、身近になってきました。
普段の運動不足を登山で解消しようとする人、ついでにダイエットにも活用しようという人も増えていています。しかし、登山で痩せるということは、注意すべき点がいくつかあり、それを知らないと危険な状態を招く恐れがあります。
登山で痩せるということについて、基本的な考え方をご紹介します。
登山は痩せるための効率的なスポーツか?
登山は単純に考えて、長時間荷物を背負って歩き、基本的には坂道を上るのであり、時には傾斜のきついところを上るため、痩せるのに持ってこいです。有酸素運動とともに、身体の様々な筋肉をまんべんなく使用し、軽い筋トレにもなります。山の高度が上がれば、身体の負荷もそれだけ大きくなり、消費するカロリーは増大します。しかし、高い山を登るようになる頃には、登山で痩せるという考え方は無くなっているかもしれません。登山は、実は厳しいスポーツであり、栄養補給を間違うと遭難などのリスクにさらされるのです。痩せるということを考える前に、計画的な栄養補給が重要になります。
一回二回の登山で効率的に痩せるかどうかというと、そうでもありません。しかし、登山が趣味となり頻繁に山に登ると総合的には身体が鍛えられ、痩せる結果につながる可能性はあります。
痩せるからと、登山で食事をセーブしてはいけない
登山は確かに、多くのカロリーを消費します。重い荷物を持って、長時間歩くのは身体にとって負担です。しかし、自然の景色や仲間との会話、ゴールを目指す気持ちや高揚感があって、結構歩き続けることができるんですね。頂上に到達するころには、脳内物質も分泌してテンションが上がっているかもしれません。ここで注意するのは、体重を減らそうと食事を控えてはいけないということです。
カロリーは、糖分から先に消費され、次に脂肪分を消費します。登山で痩せる目的は、この脂肪の燃焼を狙っているのかもしれません。しかし、脂肪のカロリーを消費するということは、同時に筋肉も消費していることになります。ボディビルダーの人が有酸素運動をしないのは、このためです。筋肉が落ちると、その後の基礎代謝が低下するので、痩せるということに置いては不利となります。