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引用:pixabay.com
キャンプの場合は現地までクルマで行くことも多く、テントを始めとしたギアの重さはそれほど問題になりませんが、登山の場合は全てをザックに詰めて自分の力で運ばなければいけません。そのため、テント泊を伴う山行の場合荷物の重量のなかでも特にテントは大きな割合を占めるので、やはり軽量タイプがおすすめです。今回は、軽量で登山に適したテントの選び方をお伝えします。
登山用テントの重さの目安はどのくらい?
登山用テントの重量は、人数やテントのタイプなどさまざまな要因によって異なってきます。一般的には、2人用であれば2kg前後、1人用であれば1.5kg前後というのがひとつの目安となります。1人用で1kg以下という超軽量タイプも増えており、ここ数年でかなり選択肢が増えてきました。
軽量なテントはなんといっても持ち運びの負荷が少ないのがメリットです。一方、剛性(丈夫さ)、組み立ての簡単さ、テント内の快適性という点ではある程度重量のあるテントのほうが勝る場合もあります。自身の体力やテント以外を含めた荷物全体の重量などを総合的に考慮して選びましょう。
軽量であることを最重視するなら、おすすめはコレ!
登山用のテントはやはり軽量であることに何よりもこだわりたいという方には、BIG AGNES(ビッグアグネス)のフライクリークUL1がおすすめです。本体重量は765g、付属品を含めても964gと1kgを切る超軽量タイプとなっています。軽量でありながら、かなりの悪天候でも耐えられる安定感がありますし、室内の広さも余裕があります。
さらに徹底的に軽量性にこだわるのであれば、テントではなく「ツェルト」という選択肢もあります。ファイントラックのFAG0122なら本体重量はわずか235gです。ただ、ツェルトはあくまで緊急避難用のアイテムで、最初からテント泊を予定しての登山には本来適しません。気候などの面で無理がなく、居住性などを大幅に割り切れるのであれば検討してみてもよいでしょう。
重量:235g
軽量テントの定番といえばこちらのモデルです
それほど極端に軽量でなくても良いので、安心して使える定番の軽量登山用テントを選びたいという方におすすめなのが、モンベルのステラリッジテント1型です。モンベルといえば日本の代表的なアウトドアブランドですが、そのなかでもこのステラリッジテントは代表的なロングセラーモデルです。自立式・ダブルウォールタイプと快適に使えるポイントを押さえつつ、ペグ等を含めた総重量も約1440gとなっています。
重量:約1260g(ペグ等含む総重量約1440g)
アライテントのトレックライズ0も、老舗のテントメーカーのものなので安心して選べるモデルです。付属の防水液「シームコート」による防水加工などメンテナンスを適切に行えば、長期間愛用できる耐久性の高いテントです。
重量:1250g
ある程度軽量、かつ特色のあるテント
ある程度軽量で、なおかつ「これ!」といった機能性のある登山用テントを探している方もいるかと思います。例えば、2人でも使えるような充分な広さが欲しいなら、ブラックダイヤモンドのハイライトがおすすめです。シングルウォールタイプになりますが、生地の防水透湿性が高く、快適に過ごせます。また、設営の簡単さでも人気です。
総重量:1.42kg
寝人数:1~2人
初心者でも設営しやすく、前室が広めで使いやすいのがコールマンのトレックドームカペラです。鮮やかな赤色が印象的で、登山用テントといえばナチュラル系のカラーのものが多いなか、ひときわ目を引きます。重量は約1.6kgと際立って軽量というわけではないですが、使い勝手とのバランスがよいテントといえます。
重量:約1.6kg
定員:1人
お気に入りのテントを見つけて、楽しい山行を
テント泊ができるようになると、日帰り登山に比べて楽しみはグッと広がります。もっと色々な山に登ってみたい、山で夕焼けや星空、ご来光などを楽しんでみたいという方は、ぜひお気に入りの登山用テントを見つけて下さいね!