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引用:matome.naver.jp
かつてはフェスといえば野外で行われる音楽イベントという位置づけでしたが、近年は単に音楽ライブを楽しむだけでなく、テント泊や豊かな自然のなかでのアウトドア体験などを含めた総合的なレジャーという捉えられ方になってきているようです。特に山間部などで開催されるフェスは自然との共存などをテーマにしているものも多く、キャンプ経験者にとっても興味深いイベントになっています。
フェスってどんなもの?概要をおさらい
1997年の初開催から20年の歴史を持つ「FUJI ROCK FESTIVAL」を始めとして、現在は大小さまざまな規模のフェスが年間を通じて日本各地で開催されています。フェスといえばロック系を想像される方も多いですが、EDMなどのダンス音楽系、アイドル系などジャンルも多岐に渡ります。会場も、「SUMMER SONIC」などのように都心部からほど近い場所で行われるものもあれば、ビーチやキャンプ場など自然を感じられる場所で行われるものまでさまざまです。ステージには複数のアーティストが入れ代わり立ち代わり登場し、特に好きなお目当てのアーティストをチェックするのはもちろん、フェスをきっかけに初めて見たアーティストのパフォーマンスに魅了されたりするのも楽しみのひとつです。
雑誌「GO OUT」による「GO OUT JAMBOREE」は、音楽ライブのほかにもアウトドア系のアクティビティが多数企画されるほかアウトドアブランドの企業ブースも出展されるので、キャンプ経験者が初めてフェスに参戦するにはちょうどよいかも知れません。
フェス向けキャンプ用品の選び方
キャンプ用品などを扱うショップでは、フェス向けグッズコーナーも多く見かけます。
キャンプ経験者であればもちろん手持ちのキャンプ用品をフェスで使ってもかまわないのですが、注意するとしたらテントのサイズと設営のしやすさです。会場全体の広さや混雑度・エリア構成などは各フェスによって異なりますが、もしステージに近い場所を狙うのであれば、コンパクトでスピーディーに設営できるタイプがおすすめです。
モンベルのムーンライトテントは、月明かりのなかでも設営可能なシンプル構造で定番人気です。
2〜3人用
使い勝手だけではなくオシャレ感や個性も出したい…という方にはドッペルギャンガーのテントがおすすめ。価格も手頃なので、いつものキャンプ用とは別にフェス用として持っておいても良さそうです。
収容可能人数:2名(大人2名)
暑さ寒さや急な雨に備えた装備を
山間部などで行われるフェスの場合、天気の急変にも備えたいもの。いつもなら雨のときは無理せずテントでのんびり過ごしたり、キャンプ自体を中止したりということもあり得ますが、せっかくフェスに行くのであればお目当てのアーティストのステージは雨であろうと見ておきたいですよね。レインポンチョや着替え、予備のタオルなどを用意して備えましょう。
夏場のフェスでは、暑さ対策も重要です。日焼け止めやサングラス、帽子などがあると良いですね。
春・秋開催のフェスであったり、夏フェスでも会場が高地の場合、特に夜間の寒さには気をつけたいもの。軽量で暖かいシュラフがあると安心して眠れます。
フェスでは屋台飯もあり。でもキャンプ経験者なら…
フェスでは、屋台などでいわゆる「フェス飯」を買って食べることもできます。大規模フェスでは開催地の人気店の出店などもあり、フェス飯が楽しみのひとつとなっているファンも少なくありません。
けれど、やはり人気店であればあるほど行列は避けられませんし、場合によっては売り切れということも。また、値段的にも通常より割高に設定されていることもあり、あまりコスパが良いとは言えない面もあります。
キャンプ経験者であれば、ここはやはり手軽なキャンプ飯を自前で用意してしまうほうが確実です。キャンプサイトのルールを確認のうえ、普段使っているガスストーブなどを持参しましょう。
ほかにもあると便利なフェス向けアウトドアグッズ
いつものキャンプとフェスで一番違いを感じる点は、人出の多さかも知れません。有名どころのフェスですと1日あたり数万人という来場者数になります。特に人気アーティストのステージを前のほうで見ようと思うと、人混みはかなりのもの。貴重品の管理には特に気をつける必要があります。サコッシュなどで肌身離さず持ち歩くようにしたいですね。
複数のステージがあるようなフェスですと、見たいアーティストの出番に合わせていくつかのステージを移動しながら過ごすことになると思います。ステージ前方ではイスNGというケースも多いですが、折りたたみ式のイスがあれば体力温存・回復という点でも便利です。
野外で味わう生演奏は格別。ぜひ一度体験して
元々それほど音楽に興味はなかったけれど、テント設営などのキャンプ経験を買われて友人と一緒にフェスに参加したところすっかりハマってしまった…という人も意外と多いもの。フェス未経験の方も、ぜひ一度体験してみて下さい!