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引用:pixabay.com
キャンプができる場所といえば山、川、海、湖、高原などが思い浮かびますが、やはり王道は山でのキャンプではないでしょうか。木々の緑に囲まれ、街の喧騒を忘れ、ただテントでのんびりするだけでも日々のストレスが癒やされていくのを感じます。今回は、山でのキャンプの魅力と気をつけたいポイントについてお伝えします。
綺麗な空気と美しい緑に癒やされる。夜には星空も
山の自然の最大の魅力といえば、綺麗な空気をあげる人も多いと思います。普段の生活で空気を意識することはほとんどありませんが、山に行くと緑の木々や紅葉に包まれて思わず深呼吸したくなります。そして、日帰りでは味わえないキャンプ泊の醍醐味といえば、夜の星空です。澄んだ空気のなか、電灯のない真っ暗闇の山から見上げる空には、街中では決して見られないほどの満点の星が輝いています。日の出や朝靄など、普段は味わうことの少ない自然現象にも触れられます。自然の中に身を置く心地良さこそ、山キャンプの醍醐味といえるのではないでしょうか。
焚き火はキャンプの楽しみのひとつ。火の始末には注意
キャンプに焚き火は欠かせません。食事の調理などはっきりした目的があって火を使うことももちろんありますが、日が落ちて徐々に暗くなっていくなかでただぼんやりと燃える焚き火を眺めるのが好き、という人も少なくありません。キャンプ場でも最近は共同の調理場を使う人はあまり見かけず、持ち込んだ焚き火台を自分のテントの近くに置いていることが多いようです。なかでも、スノーピークの焚き火台やユニフレームのファイアグリルはよく見かけます。
材質:(本体)18ステンレス (焼き網)鉄・クロムメッキ
重量(約):2.7kg
山で焚き火を楽しむ際は、くれぐれも火の始末には注意しましょう。万が一にも火災を起こさないよう、使いかけの炭は火消し壷などを使ってきちんと消火したいですね。ちなみに、バケツの水を一気にかけると水蒸気が大量にあがるうえ周囲に細かな灰が飛び散って迷惑になるので、避けて下さい。
夜間は思いのほか冷えることも。寝具のポイント
山でキャンプをする際に気をつけたいのが、夜間は思いのほか冷えるということです。夏場の山は、日中は街中に比べて気温も低く快適に感じますが、夜になるとちょっと寒いくらいに感じることも多いです。
特にありがちなのが、テントの側面を全て開けてメッシュ面の状態で寝ると、徐々に寒くなって夜中に目が覚めてしまう、というパターンです。寝入る段階で涼しいなと感じる程度であれば、換気用のベンチレーター以外は閉じておくほうが良いかもしれません。
また、夏場のキャンプにはシュラフは必要ないのでは?と考える人も多いですが、山でのキャンプであれば夏であってもシュラフを用意しておいたほうが安心です。封筒型のシュラフなら、ファスナーを全開すればブランケットのようにも使えます。
重量:約800g
刺されると痛い!ブヨ対策も万全に
山や川でのキャンプで気をつけたいのが、ブヨです。ブヨに噛まれると大きく腫れ上がり、非常にかゆいです。長袖などでなるべく肌の露出を減らすのが、ブヨ対策の第一歩です。
また、一般的な虫除けスプレー等はブヨには効かないそうです。ハッカ油が有効と言われていますので、スプレータイプのものを服の上から吹いておくと良いかもしれません。
万一ブヨに噛まれてしまった際は、ポイズンリムーバーで処置しておくと、腫れ方が軽度で済むようです。なるべく時間を空けずに、噛まれたことに気づいたらすぐ使うのがポイントです。
登山でのテント泊は荷物の軽量化がキモ
クルマで山の中のキャンプ場を訪れるのであれば、荷物の重さはさほど問題になりませんが、登山のスケジュールにキャンプ泊を組み込む場合は荷物の軽量化は重要な課題です。
特に、テントの重さは荷物全体の重さに大きく影響しますので、使い勝手を損なわない範囲でなるべく軽いものを選びたいですね。究極の1人用テントと言われるアライテントのトレックライズ0は、組立ても簡単で生地もしっかりしており、軽いけれど安心して使えると好評です。
サイズ:1人用
ブランド:アライテント(ARAITENT)
キャンプで山の自然を思いっきり楽しもう
登山でご来光を拝むのが目的だったり、清流での水遊びがお目当てだったり、人によって山キャンプの楽しみ方はさまざま。同じ場所を別の季節に再び訪れるのも面白いものです。まだ経験したことのない方はぜひ一度、キャンプで山を味わってみてくださいね。