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引用:unsplash.com
キャンプの夜の定番となってきた焚き火ですが、どのキャンプ場でも直火禁止の措置が取られ、焚き火台が大活躍しています。
キャンプ場だけでなく自宅でも楽しむユーザーも増えてきて、俄かにブームになりつつある「焚き火」ですが、正しい楽しみ方は意外と知られておらず、事故もおきています。今回はそんな焚き火の安全な楽しみ方とおすすめの焚き火台を紹介します。
キャンプの夜は焚き火をやろう!
キャンプの夜の醍醐味といえば「焚き火」ですね。ベテランのキャンパーさんなら必ずと言っていいほど持っているアイテムの一つに「焚き火台」があります。
しかしアウトドアショップに行くと焚き火台と呼ばれるアイテムが所狭しと並んでいて、どれを購入すればいいか迷ってしまいます。今回はキャンプで使う焚き火台の選び方はもちろん、なぜ焚き火台が必要なのか?とおすすめの焚き火台を10台、紹介します。
意外と知らない焚き火台の役割とは?
焚き火台の役割をご存知でしょうか?ただ火を起こして囲んで仲間と楽しむ以外に、実は大切な役割があるのです。それは「環境保護」です。キャンプ場は山深い所にあったり、国定公園内にあったりと、環境を保護されている地域に多く存在しています。そこには絶滅が心配されている草花や虫、微生物に至るまで様々な生物がいるのです。その生物を守る義務がキャンプを楽しむ方にはあります。今、キャンプ場の殆どが直火禁止なのはそういった環境保護の背景があるからなのです。
人数に合わせて焚き火台を選ぼう
一言で焚き火台と言ってもアウトドアショップに行くと大小様々な焚き火台が展示され、どれを購入すればよいか迷ってしまいます。焚き火台を選ぶのに基準はないのですが、参加人数で大小を決められる方が大勢です。ちょっとしたコツも含めて選び方を紹介します。
サイズは3種類
焚き火台の中にはS、M、Lと3種類サイズが選べる物もあります。このサイズは参加人数を考えて選べば間違いないのですが、大きな焚き火台を選ぶと火が大きくなりすぎて、周りを囲むどころではなくなる場合もあります。実際店頭で広げることが可能であれば、購入する前にサイズを確認するといいですね。
収納と撤収を考える
焚き火台は薪をくべて火をおこし、その中で楽しむものです。当然焦げや熱による変形等もあります。そのためあまりに軽量なものや薄いものだとすぐに傷んでしまい、収納時に壊れてしまうなんてこともあります。多少重くても頑丈で構造がシンプルな焚き火台を選ぶといいですね。
手間である
焚き火は手間です。特に焚き火台は購入したてはピカピカですが、一度火を起こしてしまうと焦げたり汚れたりします。そのため掃除やメンテナンスも必要になってきます。もしこの手間を省きたいのであれば、直火OKのキャンプ場を探すか、レンタルで焚き火台を借りましょう。
焚き火台の選び方をまとめてみました。選ぶ際に参考にして頂けますと幸いです。
少人数~大人数まで!おすすめ焚き火台4選
少人数で焚き火を囲むのはキャンプの醍醐味になっていますね。ここでは4人ほどで焚き火を囲むのに最適な焚き火台を集めてみました。
ベテランキャンパーも御用達の焚き火台です。使い込めば使い込むほど味の出るステンレス製で、4人くらいまでならこれ1台でグリルの代わりにもなる優れものです。収納も折りたたんでコンパクトになるため便利ですよ。
サイズ:430×430×330mm
収納サイズ:380×380×70mm
重量(約):2.7㎏
スノーピークの焚火台に並んで人気なのがこちらの焚火台です。頑丈なステンレス仕様で、ヘタレが少なく、キャリーバック付きで収納時もコンパクトにまとめられます。
組立サイズ: 300×265×220mm
収納サイズ: 350×330×55mm
アミサイズ: 285×255mm
重量:1.8㎏
薄型のヘキサタイプの焚火台です。こちらの焚火台の特徴はなんといってもコストパフォーマンスの高さ。本体と焼き網に収納袋までついて実売5000円を切っています。最初の1台で選ぶならこちらはいかがでしょう?
収納時/約41.5×30.5×15.5(h)cm
重量:約5.7kg
材質:ステンレススチール、他
付属品:焼網、収納ケース
焚き火を楽しむのに最適なデザイン、しかし設営に少々時間の掛かる焚火台です。4人ほどの大人がいれば簡単に組み立てられて、収納時はコンパクトにたたんで置けます。オプションのコールマンファイヤープレーステーブルを購入すれば、この焚火台周りを取り囲んで焚き火が楽しめます。
あると便利な焚火台オプションは?
焚き火台単体だけでは仲間とワイワイ過ごすには少し物足りないものです。そこで、メーカー各社は焚き火台のオプションを多数販売しています。先に紹介した4商品のオプションになりますので参考になさってください。
材質:テーブルトップ/ステンレス・脚部/ステンレス・ツマミ/アルミ合金
サイズ:焚火台L使用時/1120×1120×400mm (開口部600×600mm )・剛炎使用時/890×890×400mm(開口部370×370mm)
収納サイズ:745×170×400mm
重量:10.5kg
スノーピークの焚き火台がセットできるテーブルです。焚き火台を中心に朝から晩まで置いておけば団欒の場が広がります。一味違うキャンプを楽しむなら必携のアイテムです。
材質:アルミニウム
材質:アルミニウム
ユニフレームの焚き火台にちょうどいいサイズのテーブルです。スノーピークのテーブル同様、団欒目的で撤収まで設置しっぱなしでも大丈夫な丈夫なテーブルです。ロープライスでお求めやすくなっています。
重量:約3.2kg
材質:スチール
耐荷重:約20kg
付属品:チェーン、ペグ、収納ケース
注意:ダッチオーブンは別売り
焚き火台の上にダッチオーブンなどを設置する時に使うスタンドです。これがあれば焚き火台で色んな料理ができて便利ですよ。特にダッチオーブンを利用したキャンプ料理は美味しいですよね!
質量:約10kg
材質:鋳鉄、他
付属品:ケース、リッドリフター
お薦めメニュー:ローストチキン、シチュー、煮込み料理
ダッチオーブンがあれば煮物やシチュー、カレーなどが美味しくできます。蒸す、焼く、煮込むが出来ればキャンプ料理の幅も広がりますね。焚き火台をゲットしたら是非手に入れたいアイテムです。
キャンプで焚き火を囲む贅沢な時間は格別だ
キャンプで使用する焚き火台の使い方、選び方と人数別でおすすめできる焚き火台を紹介しましたいかがだったでしょうか?
キャンプ場の殆どが直火禁止です。これは山火事はもとより、山に映える貴重な草花や微生物を守るための措置で、今全国のキャンプ場ではそのような取り組みになっています。焚き火台があれば気の合う仲間とワイワイ楽しめるだけでなく、非日常を存分に味わえるためリラックスにもなりますね。皆さんもぜひ焚き火台を手に入れてキャンプで楽しんでみてください。
画像引用:Instagram 他