南浦和店スタッフブログ

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2018.3.12

道具と歴史の話

KODAK Digital Still Camera

こんにちは。

南浦和店の北村です。

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雪山もとうとう終わりにさしかかり、標高の低い山では既に雪が溶け、春の景色が広がりつつあります。皆様の地元はどんな風景が目の前にあるでしょうか。

僕が住むところから車で30分ほどの神奈川県、丹沢山域では渓流釣りが解禁され、ちらほらと山菜も見られる様になりました。

今日は山の魅力と道具の話を少々。

僕が好んで登るのは、沢登りという登山形態で、魚を釣りながら山菜を採り、数日かけて山を歩くスタイルです。

KODAK Digital Still Camera

食料を現地調達、沢を経由する事で水分も確保されるので、基本的に食糧は最低限で良く、複雑な地形と渓谷が多い日本の山では、沢登りは理にかなった登山形態ともいえます。

とはいえ、現代文明が発達した今の登山では、沢登りが理にかなっているかと言えばそうではなく(山小屋もあるし軽量な食糧も手に入る)自分が納得できる範囲で自分の力で登るという選択肢を持つと、自然の原風景を残した沢登りは、非常に魅力的な登り方といえます。

また登山は、食糧調達や鉱物資源の獲得など、昔は信仰としての登山だけでなく、生活の糧として、沢を始めとした登山は行われてきました。縦横無尽に山を歩いていると、そんな痕跡に出くわす事があります。

丹沢では、昔に墜落したと思われる戦闘機のエンジン、昔の徒歩道を辿ると祠があり、歴史を紐解けば鉱山採掘跡が見つかるなど、山が人と密接に関わり、そして命を紡いできたのだと感じる瞬間があります。

登山というのは、自分の力で登る事で得られる喜びと、山の大きさだけではない、歴史の重厚を感じる事で、今歩いているその道に自分という歴史が残る事の高揚感を得る事ができます。

皆さんは山に登っている時、どんな事を感じていますか?

動植物の音、踏みしめる土の感触、風が体を駆け抜ける瞬間、雪が魅せる澄み切った空気。

五感で感じるだけではない、歴史を知る事で、きっと山は違った景色を見せてくれると思いますよ。

またそれは道具でも同じ事が言え、何気なく使っているレインウェア、ピッケルなどを始めとした登山道具は、先人達から得てきた知識、技術の集大成で作られています。

日本式のスノーシューと言えるワカン、草鞋を始めとした日本式の道具は、今もその形状を少しずつ変えながら脈々と現代の登山道具に受け継がれています。

登山道具は一朝一夕で生み出されるものではなく、長い年月をかけて作られた洗練された形に美しさがあり、また自分の命を守る物だからこそ、大切に使い続ける文化と歴史があるのかもしれません。

マウンテンシティでは、そんな大事に使われてきた道具を沢山取り扱っています。

皆さんの歴史を是非、お店で拝見させてください。

心より、お待ちしております。

※記事の掲載内容、所属や役職は執筆当時のものです。

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