今日本人が優勝でも話題の、ボルダリングワールドカップについて

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2017.04.12

引用:flickr

ボルダリングとは、ロープを使わずに登って落ちても負傷しない程度の高さの岩を自分の手足の力だけで登るロッククライミングで、東京オリンピックの追加種目として決定したスポーツクライミングの一部に含まれるなど、今注目されているスポーツです。そのボルダリングのルールや、国内外の大会について、中でも2016年に日本人の楢崎智亜さんが年間チャンピオンとなったボルダリングワールドカップについてご紹介します。

ボルダリングとは一体どんなスポーツ?

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ボルダリングはロッククライミングの一種です。ロッククライミングには、自分の手足にだけ頼って登る「フリークライミング」、はしごなど道具を使用して登る「エイドクライミング」がありますが、ボルダリングはフリークライミングの一種です。フリークライミングで、岩を登るのが「ボルダリング」と呼ばれます。ちなみに、高い壁を登るのが「ルートクライミング」です。ルートクライミングでは万が一落ちたとき地面まで落下するのを防ぐためロープをつけていますが、ロープでぶら下がった瞬間、道具が使用されたことになるのでフリークライミングではなくなるということになります。少し話はそれましたが、以上より、ボルダリングとは、ロープを使わずに登って落ちても負傷しない程度の高さの岩をフリークライミングするロッククライミングを言います。

実際にボルダリングをするときはどのような感じ?

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引用:pixabay

ボルダリングは、自分の手足を使って登るので、必要な道具がシューズやチョークだけで、この道具が少ないことも特徴の一つです。

ルートと呼ばれる様々な難易度のコースの、壁にあるホールドと呼ばれる石をつかんで登ります。手でつかむことができるホールドは決められており、上級者コースでは足を置くことができるホールドも決まっています。落ちても危険ではない程度の高さのクライミングウォールを登りますので、ロープなどはつけていませんが、落下時に備え、下にはマットも敷かれていますので、落ちた時も安心です。

競技としてのボルダリングのルールについて

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引用:ぱくたそ

ボルダリングの競技では、約高さ5メートル 、幅6メートルほどのクライミングウォールを登ります。ホールドは約10個ほどです。ホールドの持ちやすさや、壁の傾斜、ホールド間の距離によってルートの難易度が設定されています。スタートのホールドをつかんで出発し、ゴール地点のホールドを両手でつかんだら完登となります。もし完登できなくても、コースの途中に設定されているボーナスポイントのホールドを持っていれば、ボーナスポイントが加算されるというルールもあります。登っている途中で落ちても制限時間内であれば何度でも初めから登ることができます、登ることをアテンプトと言います。制限時間6分の間に、完登した回数の多さと、アテンプトの回数の少なさ、ボーナスポイントが加算されて、ボルダリングの勝敗は決まります。

ボルダリングの国内外の大会について

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ボルダリングの大会は国内でもボルダリング・ジャパンカップ、全日本クライミングユース選手権ボルダリング競技大会など、様々な大会が開催されていますが、国際的な大会も多く行われています。

東京オリンピックではボルダリング、リード、スピードの3種目が複合した形のスポーツクライミングという競技が追加され、今注目されているのです。国際大会にはIFSCクライミング・ワールドカップ、ワールドゲームズ、IFSC世界ユース選手権など様々な大会がありますが、それらの中でも、ワールドカップについて更にご紹介します。

ボルダリングのワールドカップで日本人が大活躍!

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引用:ぱくたそ

ボルダリングのワールドカップは年間を通じて、中国、スイス、アメリカ、インド、オーストリアなど、世界中で行われています。ボルダリングだけでなく、ワールドカップではオリンピックのスポーツクライミングでも紹介した、リード、スピードという種目も開催されています。2017年には、東京八王子でボルダリングのワールドカップが5月に開催される予定です。

2016年のボルダリングワールドカップの男性の年間チャンピオンは日本人の楢崎智亜さん、2位は藤井快さん、女性は2位が野中生萌さん、3位は野口啓代さんと日本人の大活躍が話題となり、日本では今ボルダリングに大変注目が集まっています。そんなボルダリングに今後も目が離せません!

以上、ボルダリングというスポーツについて、競技の場合のルールや、現在開催されている国内外の大会までご紹介しました。日本人が大活躍し、東京オリンピックでも追加種目として決定した、スポーツクライミングに含まれるボルダリングに今後も大注目です。2017年5月には日本の八王子でワールドカップが行われますので、観戦に行かれることもおすすめです、日本人の活躍をきっとご覧になることができるかと思います!

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。