キャンプでの楽しい食事の後、食器洗いに最適な洗剤は?

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2017.08.24

引用:写真AC

キャンプでの楽しいバーベキューや食事の後に、必ずやってくるイベントが食器洗いですが、そこで使用する洗剤については一般的な化学洗剤だと自然に分解されないため、キャンプ場の洗い場や近隣の河川などに悪影響を与える可能性があり、おすすめ出来ません。

キャンプに持参出来る洗剤は、河川などで微生物に自然に分解されて無害になる物がベストで、今回は、キャンプ用洗剤についてご紹介して行きます。

 

何故、キャンプ場で化学洗剤を使ってはダメなのか?

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引用:写真AC

しっかりとした汚水処理施設を有したキャンプ場であれば、少量の化学洗剤を使用しても大きな問題になりませんが、こうした汚水処理施設を備えていない山間部や川沿いのキャンプ場では汚水を一時的に貯水し、微生物を利用した設備で自然分解処理をしているところも多くあります。化学洗剤は自然界に存在する微生物では、分解することが出来ずに自然環境の中に蓄積されてしまいます。

仮に汚水処理設備を全く備えていないキャンプ場で、化学洗剤を使った場合には近隣の河川などの生態系に対して長期的な悪影響を与えかねません。山間部の綺麗な河川などでは、アユやマスなどを近隣漁協が管理している場合もあり、そこへキャンプの汚水が流れ込むことを想像するとゾッとしてしまいます。

楽しく環境に優しいキャンプをするために、キャンプ場では洗剤を使用せずに簡易の清掃をして自宅に持ち帰ってから、本格的に洗うようにすることが大切です。

 

洗剤の使用は最小限にとどめるテクニックは?

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キャンプで洗剤を使わずに食器を洗う基本的なテクニックがあり、簡単に実践することが出来ますのでご紹介します。

①:ペーパーや新聞紙で汚れを拭きとる
水や洗剤を使わずに、ペーパーや新聞紙を使って汚れを拭きとるという非常に簡単で、確実な方法です。拭きとったあとのペーパーなどは、そのままコンロなどの炭にくべて燃やしてしまえば、無駄なごみも出ずに一石二鳥です。

②:フライパンや鍋なら、そのままお湯を沸かし洗い流す
フライパンや鍋についた油汚れであれば、先にペーパーなどで大まかに汚れを拭きとった後に、お水を入れてお湯を沸かしましょう。加熱されることで油などの汚れが浮きあがって来ますので、そのままキャンプ場の流しに流してしまいましょう。

③:重曹を使って浸け置き
これも簡単な方法で、重曹を水に溶かして、その中に汚れた食器や調理器具類を浸け込んでおくと、何もせず汚れが浮き上がりますので、後は水で流してしまえば食器洗いは終了と一番簡単なテクニックです。

 

元から食器類を汚さないテクニックは?

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前項では食器類の汚れを簡単に落とせるテクニックをご紹介しましたが、この項では元から食器を汚さずに使うテクニックをご紹介します。少しズボラな方法なのですが、効果は抜群なので試してみては如何でしょうか。

①:お皿にサランラップ
単純明快で、キャンプで使用する食器類やまな板などに、あらかじめサランラップを巻き付けておき、使い終わったらそれらを取外して捨てるだけのズボラな方法ですが、その効果は絶大で食器類を洗う必要は全くありません。

②:フライパンにはアルミホイル
お鍋には使えませんが、フライパンなどの薄めの調理器具にアルミホイルを広げることで、汚さずに調理が出来ます。またバーベキューコンロなどを使用する場合には、食材をアルミホイルで包んで焼き上げるという方法でも、フライパンを使わずに済みますので便利です。

ズボラと言われる方法ですが、洗剤を使わないエコという観点からであれば非常におすすめの方法です。

次項からは、キャンプでおすすめのエコ洗剤を2つほどご紹介します。

 

エコ洗剤の代名詞 サラヤのヤシノミ洗剤

 

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エコ洗剤と聞いて一番に思い浮かぶのが、サラヤ株式会社のヤシノミ洗剤ではないでしょうか。植物性のヤシ油を原料として作られており、業務用洗剤として1971年に誕生してから、家庭用として普及したエコ洗剤です。手肌に優しく、手荒れしないといった高評価と植物由来の原料を使用していることで、河川に流れても自然の微生物が分解してくれるという環境配慮型の洗剤というのが最大の特徴でもあります。

①:無香料、無着色
環境に優しいというコンセプトから、ヤシノミ洗剤には香料や着色料が一切使われていません。製錬度が低いヤシ油などを使用した場合には、この透明度を出すことは出来ないため、原材料の供給農園もサラヤ社と契約をしている農園のみという品質へのこだわりを持っています。

②:野菜も洗える
ヤシノミ洗剤は、驚くことに野菜を洗うことも出来ます。口に入れる食品を洗えるほど、安全性が高い洗剤ということが分かります。

無香料、無着色で口にする野菜も洗えるほどに安全性の高い洗剤なので、キャンプ場で食器を洗う時も安心して使うことが出来ます。少し泡立ちが少ないと感じられる方もいらっしゃいますが、それもエコ洗剤であるヤシノミ洗剤の特徴と捉えて頂ければ幸いです。

ヤシノミ洗剤 ギフト (ヤシノミ洗剤600mlポンプ付×1、500ml詰替用×1、パワーネットスポンジ×1)
ヤシノミ洗剤 ギフト (ヤシノミ洗剤600mlポンプ付×1、500ml詰替用×1、パワーネットスポンジ×1)
商品の仕様、用途:天然植物由来成分配合, 液体, 詰替え用

1971年の発売からのロングセラーで、キャンプへ持参するエコ洗剤として最適で、非常におすすめです。

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ドイツ生まれのエコ洗剤 フロッシュ

 

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ドイツ語でカエルを意味するフロッシュの名前を持つエコ洗剤で、ヨーロッパの厳しい環境基準を満たしておりキャンプ場でもご家庭でも安心して使うことが出来ます。日本では旭化成ホームプロダクツがフロッシュの販売を手掛けています。

①:ノンアルコール処方
肌荒れの原因ともなるアルコール成分を配合しておらず、水だけで洗浄した時と同じような感覚で肌に優しいといわれており、おすすめしたいエコ洗剤です。

②:微生物での分解が早い
自然環境下では、微生物によって水と二酸化炭素に分解されます。メーカーの試験結果からは4週間後には、フロッシュの約90%が分解され自然に戻るといわれています。

スタンダードタイプではアロエ成分をはじめ、ザクロやシトラス、無香料と4種類からお好きな香りの物を選ぶことが出来ます。

フロッシュ 食器用洗剤 アロエヴェラ 750mlポンプ付
フロッシュ 食器用洗剤 アロエヴェラ 750mlポンプ付
商品サイズ (幅×奥行×高さ) :9cmx5.4cmx26.4cm
内容量:替750ml×3本
ドイツ生まれのエコ洗剤で、微生物による分解速度が速くキャンプでも安心して使うことが出来ます。
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キャンプ場で大活躍のエコ洗剤を試してみては?

キャンプ場で化学洗剤を使用しない方が良い理由や、おすすめのエコ洗剤をご紹介して来ましたが如何でしたでしょうか。どんなキャンプスタイルであろうと、食事後の食器洗いは必須項目となりますので、少しでも環境に優しいエコ洗剤を使用することで、周辺地域への環境保全を心掛けることが継続的にキャンプを楽しむファクターになりますので、是非、実践してみて下さい。

 

 

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。