登山に帽子は必須!?涼しい場所でも必要って本当?

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2017.08.14

引用:pixabay.com
登山と言えば、帽子を持っていくイメージがありますよね。でも、涼しい場所なら要らないのでは?と考えている方もいるのではないでしょうか。実は、登山の帽子は、例え涼しい環境でも必須です。その理由と合わせてオススメの帽子をご紹介します。登山の帽子は、頭部を紫外線などから守ってくれる大切なアイテムです。忘れず持参するようにしましょう。

登山の帽子はなぜ涼しい環境でも必要?


登山の際に帽子を被るのは、頭部を守る為です。小枝などから頭部守り怪我防止するのと同時に、紫外線を防ぐという重要な役割があります。山の上は、平地に比べて紫外線量が多いです。標高が1000m高くなるごとに、
10~20%程度多くなると言われています。これは、平地のほうが空気の層が厚く紫外線が地表に到達するまでに弱まるのですが、高地では空気の層が薄く紫外線を遮ってくれるものがないので紫外線が強いまま到達しやすくなる為です。

山の上が涼しい環境だったとしても、到達する紫外線の量が多いことに変わりはありません。紫外線対策として、しっかり帽子を被るようにしましょう。特に5~9月は紫外線量が多くなるので注意が必要です。また、雪山でも紫外線対策をしっかりする必要があります。雪山の場合は、雪からの紫外線反射が80%ありますので、標高の高いところほど入念な紫外線対策が必要と言えます。

季節に応じて帽子の素材を工夫すると、紫外線対策をしながら快適に過ごすことができます。夏ならメッシュ素材の帽子が清涼感があってオススメです。冬なら耳などの末端部を守るタイプのウールの帽子などが良いでしょう。

夏場は帽子の被りっぱなしに気をつけよう!


UVカットが施された登山用の帽子を被ることで、紫外線対策と暑さ対策をすることができます。夏場は、メッシュ素材などを選べば通気性がよく比較的過ごしやすいでしょう。ただし被りっぱなしですと熱がこもりやすいのであまりオススメできません。休憩時、涼しい場所などで帽子を取り、余分な汗をタオルで拭うなど、こまめなケアをしてあげましょう。ケアをすることで大切な頭部をより快適な状態に保つことができます。

被りっぱなしで蒸れたままにしてしまうと、雑菌が繁殖する原因となることもあります。頭皮環境を清潔に保つ為にも、涼しい場所で一旦帽子を外して、より通気性がよくなる工夫をすることが大切です。

登山の帽子を選ぶ3つのポイント


登山用の帽子は、専用のものを用意することがオススメです。低山のハイキング程度なら、一概には言えませんが手持ちで代用することもできます。ただし、山は標高が高くなるほど紫外線量も増えますし、登山やアウトドア向けの専用の帽子を選択することが懸命と言えるでしょう。頭部も守りやすくなります。帽子は、他の登山アイテムと比べるとリーズナブルな価格帯のものが多いですし、登山をはじめる前に専用のものを用意しておくことがオススメです。選ぶポイントは3つあります。

①紫外線対策
UVカットが施された登山やアウトドア向けの帽子を選びましょう。季節や行く山に応じて、素材を工夫することも大切です。大切な頭部を守ってくれるアイテムですので、UVカットが施されているかどうかしっかりチェックしておきましょう。

②フィット感
帽子には怪我防止の役割もあります。自分の頭にフィットする帽子を選ぶことがより怪我をしにくくなるポイントです。実際に被ってみたり、サイズをチェックして、自分に合ったアイテムを選びましょう。

③ファッション性
近年は、ファッション性に富んだ登山用の帽子も多くあります。機能だけに注目し、デザインが気に入らないアイテムを選んでしまうと使いにくくなることもありえます。自分の納得できるデザインの帽子を選びましょう。ファッション性があればおしゃれアイテムとして楽しむこともできます。

登山の帽子は形に注目して選ぼう


登山の帽子には主に3つのタイプがあります。選ぶポイントに注意して、自分の使いやすい形のものを選択することが肝要です。

①キャップ型
アウトドア全般で使いやすいのがキャップ型です。すっきりとしたデザインでスタイリッシュにキマリます。登山に限らず幅広いアウトドアで使用できるでしょう。

(モンベル)mont-bell 3Dメッシュキャップ
(モンベル)mont-bell 3Dメッシュキャップ
国内の登山用品メーカーとして有名なモンベルのキャップです。通気性がよくUVカット仕様で使いやすいアイテムと言えます。涼しい場所ではサッととることも可能です。
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②ハット型
登山らしい帽子と言えばハット型でしょう。安定感があり、効率よく紫外線を防いでくれます。登山らしい出で立ちがクールにキマるアイテムです。

(コロンビア)Columbia ビーコンロックブーニー
(コロンビア)Columbia ビーコンロックブーニー
機能的でありデザイン性にも優れているコロンビアのハット型帽子は特にオススメできるアイテムです。色合いも豊富なのでお気に入りの一品が選べます。
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③ウール帽子
帽子を選ぶ時は、使う季節を考慮する必要があります。冬の山にオススメなのがウール素材の帽子です。丸っこいデザインも可愛らしいアイテムです。

(パタゴニア) patagonia ブロデオ・ビーニー (29206)
(パタゴニア) patagonia ブロデオ・ビーニー (29206)
シンプルながら被り心地の良いパタゴニアのウール帽子は使い勝手が良いです。冬用に用意しておくと良いでしょう。
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登山用の帽子を用意して快適に登山しよう!

涼しい場所と言えど、山の上では帽子が必要です。登山用の機能性に優れた帽子を用意して、快適に頭部を守りつつ登山するようにしましょう。帽子を選ぶ時は、機能性、フィット感、デザイン性を考慮してお気に入りのアイテムを選ぶことがポイントです。使いやすい帽子は、あなたの登山の頼れるパートナーになってくれることでしょう。

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。